EV充電を時間帯別料金(TOU)の安い時間に集中させて電気代を削減する手法と、必要な設備を整理します。
TOU(Time of Use)料金は、時間帯により単価が変わる料金プランで、昼間ピーク・夜間オフピーク・中間時間の3段階が一般的です。夜間単価は昼間の30〜60%程度まで低下するケースが多いです。
EV充電は、深夜(オフピーク)に集中させることで、充電コストを大きく削減できます。
EV充電器にスマート充電機能があれば、電力系統の需給に応じて自動で充電開始・停止を制御できます。OCPP(Open Charge Point Protocol)準拠の機器なら、メーカーを問わずクラウド制御可能です。
スマート充電を活用することで、深夜電力帯のフル活用、契約電力超過の回避、需給調整市場への参加による対価獲得、などが可能です。
①TOU料金プランがエリア・電力会社にあるか、②充電器のスマート充電対応可否、③複数車両の充電スケジューリング、④充電量のデータ可視化、を確認します。
大規模なEVフリートを持つ物流業・運送業では、TOU+スマート充電の組み合わせで年間数百万〜数千万円の節約事例もあります。
【東京電力】業務用TOUプラン:昼間22〜26時間×20円差。年間EV10台なら40〜60万円節約。
【関西電力】エレサル法人プラン:昼間単価と夜間単価で約15円差。
【中部電力】法人TOU:夜間23時〜7時は通常単価から30%安。
【新電力】TOU+市場連動ハイブリッドプランで、さらに柔軟な運用も可能。
プラン選定時は、自社の充電スケジュール(夜間集中可能か・昼間必須か)を考慮します。
EV充電の時間帯最適化は、経産省「EV・PHV関連ガイドライン」および主要電力会社の料金プラン詳細で情報提供されています。
需給調整市場への参加はアグリゲーター経由で、OCCTOとアグリゲーター各社の資料で手続き方法を確認できます。
本記事は上記の公的資料・公式サイトを参考に編集しています。最新の制度・数値は各出典元で必ずご確認ください。
このテーマの理解を深めたら、シミュレーターで自社の電気料金リスクを確認しましょう。