ドル円
159円台
160円突破が視野
W-EFFECT ANALYSIS
159円台×WTI102ドルの局面で、為替と原油の「W効果」が輸入コストを二重に押し上げる構造を、家計・法人双方の影響まで通しで整理します。
原油価格がドル建てで上昇し、同時に円安が進行すると、日本の輸入コストは「原油高×円安」の掛け算で増大します。原油が+30%、円が-10%(円安)なら、 円建て輸入コストは+43%上昇します。これがW効果です。
ドル円
159円台
160円突破が視野
WTI原油
$102
イラン情勢で高止まり
円建て原油
16,218円/bbl
2025年平均比+45%
2025年から2026年4月までの推移を見ると、為替と原油が同時に上昇する局面で円建て輸入コストが急拡大しています。
| シナリオ | ドル円 | WTI | 円建て原油 | 2025年比 |
|---|---|---|---|---|
| S1 短期安定化 | 150〜155円 | $80〜85 | 12,400円 | +11% |
| S2 夏まで長期化 | 155〜162円 | $95〜105 | 16,000円 | +43% |
| S3 秋以降も継続 | 160〜168円 | $105〜125 | 19,600円 | +75% |
加えて、原油高によるコストプッシュ型インフレを日銀が「基調的な物価上昇」と異なると判断し、利上げを後ずれさせると、 日米金利差の縮小が進まず、円安圧力がさらに長期化する負の連鎖が発生します。
このW効果がガソリン・ガス・食料品・原材料にどう波及するかは各特集をご覧ください。
連鎖構造、シナリオ、家計・法人影響、対策を順に確認すると全体像を把握しやすくなります。
まず連鎖構造とW効果マトリクスを確認し、その後に家計・法人影響へ進むと、対策の優先順位を決めやすくなります。