S1:短期安定化
+3〜5%
原材料高一服・小康
FOOD PROCUREMENT SCENARIO ANALYSIS
原材料高99.9%、包装資材81.3%、人件費66.0%などの複合要因を前提に、飲食業・食品製造業の仕入コスト上昇リスクを3シナリオで整理します。
4月までは前年比4割減の小康状態ですが、イラン情勢による原油高・ナフサ不足が包装資材と物流費を押し上げ、年後半に月3,000品目超の値上げラッシュが 再発する可能性があります。輸入小麦の政府売渡価格も4月1日に引き上げ済みです。
2026年前半は値上げが一服していましたが、イラン情勢の緊迫化で年後半のリスクが急激に高まっています。食品原材料そのものの値上げに加えて、 包装資材・物流費・エネルギー・人件費の同時上昇が、仕入コストを複合的に押し上げます。
S1:短期安定化
+3〜5%
原材料高一服・小康
S2:夏まで長期化
+8〜15%
包材+物流+食材複合
S3:秋以降も継続
+15〜25%
値上げラッシュ再燃
食用油脂、畜産・水産、穀物・小麦、調味料、青果・乳製品の月次変化を比較しています。
2026年の食品値上げは単一要因ではなく、原材料・包装・人件費・物流・エネルギーが同時上昇しています。
1月
食用油・ドレッシング類値上げ
日清オイリオ、J-オイルミルズなど。油脂製品を中心に値上げ。
2月
酒類・飲料・加工食品 計674品目
料理酒、ジュース、パック米飯、おつまみ製品が中心。
3月
加工食品・酒類 計684品目
冷凍食品、パスタ調理品、緑茶PET飲料などで改定。
4月
月間2,798品目 — 年度初め値上げラッシュ
調味料1,514品目、加工食品609品目、酒類369品目。輸入小麦の政府売渡価格引き上げも反映。
5〜7月(予測)
小康期 → 包装資材コスト転嫁が徐々に拡大
ナフサ不足による包材値上げが食品価格に波及。
8〜10月(予測)
年後半の値上げ再燃リスク
原油高+円安+包材高の複合で月3,000品目超の可能性。
食料品の仕入コストは、ガス代(調理・加工)、電気代(冷凍冷蔵)、物流費(配送)、包装資材(容器・フィルム)と密接に連動しています。 トータルのコストインパクトを把握するには、以下の特集も合わせてご確認ください。
まず原価構造で5重苦の全体像を把握し、次に業態別の影響と対策ロードマップを確認すると、意思決定につなげやすくなります。