電力需給管理に関わる用語を、小売電気事業者・需要家の視点で整理した用語集です。
計画値同時同量:小売電気事業者が、30分単位で需要予測と供給計画を一致させる義務。2016年の小売全面自由化で導入。
発電計画・需要計画:翌日の発電量・需要量を30分単位で提出する計画。
ゲートクローズ:計画値の最終提出期限。実需給1時間前。
インバランス:計画値と実際の発電・需要の差。差額は一般送配電事業者が調整し、発生側に精算義務があります。
インバランス料金:インバランス分に課される料金。需給逼迫時は高騰する可能性があります。
インバランスリスク:小売電気事業者が市場連動で需要家に転嫁するリスク。市場連動プラン需要家が意識すべき項目。
需給調整市場:一般送配電事業者が調整力を調達する市場。2021年から段階的に開設。
調整力:需要変動・発電変動に対応する電源・需要抑制能力。
予備率:需要に対する供給余力の比率。7%以下で需給逼迫注意報、3%以下で警報発令の目安。
JEPX(日本卸電力取引所):電力卸市場の運営機関。スポット市場・時間前市場・先渡市場・非化石価値取引市場を運営。
スポット市場:翌日の30分単位の電力を当日取引する市場。
時間前市場:実需給1時間前まで取引可能な市場。直前の需給調整に活用。
VPP(仮想発電所):複数の分散電源・需要家リソースを束ねて1つの発電所のように運用。
DR(デマンドレスポンス):需要家が電力消費を調整することで系統に貢献する仕組み。
需給調整市場の制度・運用ルールは、電力広域的運営推進機関(OCCTO)の公式サイトに詳細資料があります。
JEPXの取引ルール・市場価格データは、JEPX公式サイトで日次・週次で公表されています。
本記事は上記の公的資料・公式サイトを参考に編集しています。最新の制度・数値は各出典元で必ずご確認ください。
このテーマの理解を深めたら、シミュレーターで自社の電気料金リスクを確認しましょう。