高圧契約・デマンド管理・BCP・国際エネルギー指標・電力制度・エネマネ DX・契約条項・JEPX 市場・設備機器の 9 分野を 1 ページに集約。契約書・見積書・請求書で頻出する用語を体系的に確認できます。
高圧・特別高圧契約特有の受変電設備・保護機器・契約方式の主要用語を体系的に整理しました。
高圧契約では「デマンド」管理が電気代を大きく左右します。30 分値・最大需要・力率・契約電力の決定方式まで整理しました。
電力 BCP 対策では多種多様な設備・運用方式があります。UPS・コジェネ・マイクログリッドなど、設備分類と運用方式を整理しました。
電力料金は燃料の国際価格に大きく影響されます。LNG スポット・原油指標・主要機関名など、燃料市場の用語を整理しました。
電力制度は 2016 年の小売全面自由化以降、毎年のように改正・新設されています。主要制度・関連機関を時系列も意識して整理しました。
エネマネ導入時に出会う技術用語は多岐にわたります。マネジメントシステム種別から通信プロトコル、データ規格まで体系的に整理しました。
法人向け電力契約でよく登場する契約関連用語を、意味・計算方法と共に整理します。
契約電力は、過去 1 年間の最大需要電力(30 分平均)で決まる指標で、基本料金の算定基礎となります。契約電力を引き下げられれば基本料金も下がるため、デマンド管理の目的はここにあります。基本料金は 契約電力 × 単価 × 力率補正 で計算されます。
電力市場関連の用語(JEPX・スポット・時間前・先渡し・先物・容量市場・需給調整市場)を整理します。
JEPX(日本卸電力取引所)は日本の電力取引の中核市場で、スポット市場・時間前市場・先渡し市場を運営します。スポット市場は翌日 24 時間を 30 分単位(48 コマ)で前日午前 10 時までに入札・約定する市場です。市場連動プランの単価はこのスポット価格を参照します。
先渡し市場は JEPX 内の相対取引市場で、週間・月間など中長期の数量・価格を事前約定します。電力先物は EEX(欧州)や TOCOM(日本)で上場されており、価格変動リスクのヘッジ手段として使われます。
容量市場は 4 年後の発電能力を取引する市場で、2024 年度から本格稼働。需給調整市場は系統の周波数・電圧を調整するアンシラリー需要を取引する市場です。いずれも最終的な電気料金に間接的に影響します。
電力設備関連の基本用語(高圧・低圧・受電方式・キュービクル・PAS・VCB)を整理します。
低圧:契約電力 50 kW 未満、電柱から直接引込。高圧:50 kW 以上 2,000 kW 未満、キュービクル(自家用受変電設備)が必要。特別高圧:2,000 kW 以上、大型変電設備が必要。受電区分が上がるほど単価は安くなる一方、自前の設備投資と保安費用が必要になります。
高圧契約時に必要な屋外型の自家用変電設備で、6,600 V の高圧電力を低圧(100 V/200 V)に変換します。年 1 回の電気主任技術者による点検が法定必須です。設置コストは数百万円、更新サイクルは約 20〜25 年が目安です。
PAS(柱上開閉器)は高圧電力引き込み点の保安装置、VCB(真空遮断器)はキュービクル内の主遮断器です。これらの定期点検と更新は、停電事故の予防に直結します。
製造業(電力多消費)
電気代が製造原価の 5〜15% を占めることも。デマンド管理・生産シフト・自家発電の複合対応が必要。
物流・倉庫
冷凍冷蔵倉庫は 24 時間稼働で電力依存度が極めて高く、デマンドレスポンス参加の経済性も高い。
IT・データセンター
AI 需要拡大で電力消費急増。PPA による長期固定化と PUE 改善が重点課題。
医療・介護
24 時間稼働・重要設備多数で BCP 重要度が最高位。非常用電源・蓄電池投資は必須。
目次(H2 9 セクション)から自社契約に関係する分野(受変電・デマンド・契約条項など)に直接ジャンプできます。各セクション内の用語は契約書・見積書・請求書で実際に登場する順に並べています。
高圧(50〜2,000 kW)はキュービクル中心の受変電設備、特別高圧(2,000 kW 超)は専用変電所と容量市場関連の用語が増えます。本用語集は両方を統合し、受電区分の違いを併記しています。
BEMS はビル向け、FEMS は工場向けのエネマネシステム。SCADA は監視制御・データ収集システムで、プラント・系統運用で使用されます。エネマネ・DX 用語セクション(H2-6)で詳細を解説しています。
規制・政策用語(H2-5)に集約しています。市場制度(容量市場・需給調整市場・先物市場)と関連機関(OCCTO・JEPX・電力ガス取引監視等委員会)も同セクションです。
市場・JEPX 関連(H2-8)に集約しています。スポット市場・時間前市場・先渡し市場・先物・容量市場・需給調整市場の構造と、それぞれが法人電気料金に与える影響を整理しています。
制度改正・新市場開設に応じて随時更新しています。各用語の最終確認日は本記事末尾の公開日を参照してください。最新の制度・数値は出典元(経産省・OCCTO・JEPX 等)で必ずご確認ください。
著者: 江田健二(一般社団法人エネルギー情報センター 代表理事)
公開日: 2026-05-30
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当法人は法人向け電気料金の高騰リスク分析・脱炭素対応支援を行う非営利法人です。本記事は公的データ(経済産業省・OCCTO・JEPX・環境省等)と実務知見を基に編集しています。
この記事の著者: 江田 健二(一般社団法人エネルギー情報センター 理事 / RAUL株式会社 代表取締役)— 電力・エネルギー業界20年以上、書籍20冊以上執筆、内閣府・中小企業庁・商工会議所登壇多数プロフィール →
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