W-EFFECT SIMULATION
為替×原油のマトリクスで見るW効果試算
為替と原油を掛け合わせた12パターンを同じ基準で比較し、W効果の実額を確認します。
特集の全体構成(8ページ)
W効果の計算式
円建て輸入コスト = ドル建て価格 × ドル円レート
基準:2025年平均(WTI $72 × 155円 = 11,160円/bbl)
例:WTI $100 × 160円 = 16,000円(基準比 +43.4%)。原油+39%と円安+3%が別々に見えても、掛け算すると+43%になります。
W効果マトリクス(円建て原油コスト・2025年比)
| WTI \ ドル円 | 150円 | 155円 | 160円 | 165円 |
|---|---|---|---|---|
| $80 | +7.5%(12,000円) | +11.1%(12,400円) | +14.7%(12,800円) | +18.3%(13,200円) |
| $100 | +34.4%(15,000円) | +38.9%(15,500円) | +43.4%(16,000円) | +47.8%(16,500円) |
| $120 | +61.3%(18,000円) | +66.7%(18,600円) | +72.0%(19,200円) | +77.4%(19,800円) |
最悪シナリオ($120×165円)では+77%の輸入コスト増
2025年平均の11,160円/bblから19,800円/bblへ。日本経済全体に深刻な影響を与える水準です。
品目別のW効果波及(積み上げ)
原油要因と為替要因を分けて見ると、W効果による上乗せ分が品目ごとに異なることが分かります。
輸入品目別の影響整理
| 輸入品目 | 原油高の影響 | 円安の影響 | W効果 |
|---|---|---|---|
| 原油・LNG | +30〜40% | +5〜10% | +38〜54% |
| 輸入食料品 | +5〜10% | +5〜10% | +10〜21% |
| 化学品・プラスチック原料 | +20〜35% | +5〜10% | +26〜48% |
| 非鉄金属 | +10〜20% | +5〜10% | +16〜32% |
| 半導体・電子部品 | ±0〜5% | +5〜10% | +5〜16% |
関連ページ
次にすること
総論ページと他のコスト特集もあわせて確認すると、W効果を前提にした実務判断がしやすくなります。
