みんな電力(運営: 株式会社UPDATER。2021年に「みんな電力株式会社」から社名変更し、電力ブランド名「みんな電力」を継続使用)の法人向けサービスを、公開情報に基づき中立的に整理します。ブロックチェーンを活用した電源トレーサビリティ、発電所を特定できる再エネ電力、再エネ100%メニュー、RE100・脱炭素の調達手段としての位置づけ、契約手続き・サポート体制、相見積活用のポイントを、第三者・社団法人視点で契約者の判断材料としてまとめます。特定企業の優劣を評価するものではありません。
当法人は法人向け電気料金の高騰リスク分析・脱炭素対応支援を行う非営利法人です。本記事は公的データ(経済産業省・OCCTO・JEPX・環境省等)と実務知見を基に編集しています。
この記事の著者: 江田 健二(一般社団法人エネルギー情報センター 理事 / RAUL株式会社 代表取締役)— 電力・エネルギー業界20年以上、書籍20冊以上執筆、内閣府・中小企業庁・商工会議所登壇多数プロフィール →
このページでわかること
※ 本ページは特定企業のサービスを公開情報で中立的に整理するガイドです。電力会社の選び方は 電力会社の比較方法も参照してください。本ページは中立的立場で作成しており、特定社の優劣評価・推奨は行いません。
みんな電力は、株式会社UPDATERが運営する電源トレーサビリティ・再エネ100%を軸とする再エネ特化型新電力の代表例です。本ページは旧一電・新電力の主要類型を読み比べる『電力会社別解説』の一つとして、特定企業の法人向けサービス詳細を公開情報に基づき中立的に整理します。まず運営会社と社名変更の経緯を正確に押さえたうえで、事業特性を確認します。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
みんな電力(株式会社UPDATER)の位置づけ
「みんな電力」は、株式会社UPDATER(アップデーター)が運営する電力小売サービスのブランドです。運営会社は2021年に「みんな電力株式会社」から「株式会社UPDATER」へ社名を変更していますが、電力事業のブランド名としては引き続き「みんな電力」を継続使用しています。したがって現在の運営法人は株式会社UPDATER、電力小売のサービス名がみんな電力、という関係になります(本ページでは社名変更の経緯を明確にするため両名称を併記します)。ブロックチェーン技術を活用した電源トレーサビリティ(どの発電所で発電された電力かを特定・可視化する仕組み)を軸に、再生可能エネルギーを中心とした電力を法人・家庭向けに供給してきた新電力の一つです。旧一電(一般電気事業者を母体とする小売)ではない新規参入事業者の立ち位置で、脱炭素・RE100を志向する需要家に対し、産地や発電所を指定できる再エネ電力の調達手段を提供している点が事業上の特徴として公開情報で示されています。本ページは特定企業の優劣を評価するものではなく、公開情報に基づき法人契約者が自社条件に照らして判断するための材料を中立的に整理するものです(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト・参照日2026年7月時点)。一般社団法人エネルギー情報センターは、特定企業を推奨も否定もしない中立的立場で判断材料を整理します。
本ページの位置づけ(新電力カテゴリ解説の代表例として)
当サイトの『電力会社別解説』カテゴリでは、旧一電大手だけでなく、全国系新電力、都市ガス系新電力、商社系新電力、自治体系・地産地消の地域新電力、そして再生可能エネルギー特化型の新電力など、新電力の主要類型ごとの代表例を中立的に整理しています。本ページは『電源トレーサビリティ・再エネ100%を軸とする再エネ特化型新電力』の典型例として、みんな電力(株式会社UPDATER)の公開情報を解説します。石油系大手の全国系新電力については別途 ENEOSでんきの解説ページで整理しています。
事業特性(公表情報)
みんな電力(株式会社UPDATER)の事業上の特徴は、ブロックチェーンを活用した電源トレーサビリティにあると公開情報で説明されています。一般的な電力供給では、電気は物理的に混ざり合うためどの電源に由来する電気かを需要家側で識別することは困難ですが、同社は独自のトラッキング技術と非化石証書等の制度を組み合わせ、契約需要家が調達した電力を「特定の発電所・産地」と紐づけて可視化する取り組みを行ってきたと説明されています。いわゆる「顔の見える電力」というコンセプトで、発電事業者と需要家をつなぐ考え方を掲げている点が公開情報で示されています。こうした電源特定・産地指定のアプローチは、RE100や自社の脱炭素目標に向けて「どの再エネか」を重視する法人需要家の調達ニーズに対応する選択肢の一つとなります(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト)。
法人需要家の構成
みんな電力(株式会社UPDATER)の法人需要家には、RE100・SBT等の国際イニシアチブに参画する企業、ESG・サステナビリティを重視する事業者、自治体・公共施設、脱炭素をブランド価値と結びつけたい商業・サービス事業者などが含まれる可能性があります。単に電力量料金の水準だけでなく、「再エネであること」「電源を特定できること」自体に価値を見出す需要家層が想定されます。具体的な業種別の導入事例・供給条件は公式公表で確認してください。個社ごとの単価・優劣は本ページでは扱いません。
中立的な判断のための前提
電力会社の選択は、単価だけでなく、燃料費調整の条件(連動方式・上限の有無)、契約期間、サポート体制、BCP対応、そして再エネ調達メニューの中身(トラッキングの有無・産地指定の可否・非化石証書の種類・追加性の考え方)など複数の観点を総合して判断すべきものです。本ページはみんな電力(株式会社UPDATER)の公開情報を整理しますが、旧一電継続・他の新電力・他の再エネメニューとの相見積・比較を行ったうえで、自社の脱炭素目標とコスト許容度に照らして最適な選択をすることを推奨します。当センターは特定企業の優劣を断定する立場にありません。
新電力の選び方の基礎は 電力会社の比較方法、エリア別の市況は 地域別電気料金事情(一覧)、RE100の全体像は RE100の法人向け解説で確認できます。
みんな電力(株式会社UPDATER)が公開する法人向けメニュー体系を、高圧・再エネ100%・電源トレーサビリティ・燃調算定方式の観点で整理します。具体的単価・再エネ比率は公式公表・個別見積で確認してください。再エネの調達手段全体の基礎は 再エネ電力の調達方法、メニューの仕組みは 再エネプランの仕組みも参照ください。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
高圧電力向けメニュー(契約電力50kW以上の需要家向け)
中規模工場・ビル・商業施設・オフィス・物流倉庫等
みんな電力(株式会社UPDATER)は法人の高圧需要家向けに電力供給メニューを公開しています。料金は基本料金(契約電力×単価)+電力量料金(使用kWh×単価)+燃料費調整額+再エネ賦課金で構成される一般的な体系が想定されます。再エネ特化型の新電力として、標準メニューにおける再エネ比率・トラッキングの扱いがメニューにより異なる場合があるため、契約区分・契約期間・解約条件・燃調算定方式に加えて「どの範囲まで再エネ電源が指定できるか」を契約書と料金公表で確認することが重要です。具体的な単価・条件は公式の料金公表および個別見積で確認してください(出典: みんな電力ブランドサイト料金プラン・参照日2026年7月時点)。
再エネ100%メニュー(実質再エネ・産地/発電所指定)
RE100対応・脱炭素志向の需要家向け(中核メニュー)
みんな電力(株式会社UPDATER)の中核となるのが、再生可能エネルギー100%(実質再エネを含む)の供給メニューです。公開情報では、FIT電源・非FIT再エネ・非化石証書などを組み合わせ、CO2排出係数の観点で実質的に再エネ由来とみなせる電力を供給するメニューや、特定の発電所・産地を指定できるトラッキング付きの再エネ電力を提供していることが示されています。RE100やSBT等の目標に向けて「再エネであること」「電源を特定できること」を重視する法人にとって、調達手段の一つとなります。供給可能量・対応エリア・トラッキングの範囲・追加性(アディショナリティ)の考え方はメニューにより異なるため、調達計画に組み込む際は事前確認が必要です(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト)。
電源トレーサビリティ・産地指定オプション
電源の可視化・ストーリー性を重視する需要家向け
同社の特徴であるブロックチェーンを活用した電源トレーサビリティは、契約需要家が調達した電力を特定の発電所・地域と紐づけて可視化する仕組みとして公開情報で説明されています。「どの発電所の電気を使っているか」を可視化することで、自治体との地域連携、特定産地の再エネ支援、サステナビリティ報告での訴求などに活用できる可能性があります。トラッキングの精度・対象範囲・レポーティングの形式はメニュー・契約条件により異なるため、自社の開示・報告要件(RE100の技術要件、CDP・TCFD等の報告)に合致するかを事前に確認することが重要です(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト)。
燃料費調整額の算定(新電力独自の場合あり)
全メニュー共通の変動要素
新電力の燃料費調整は、旧一電と同様の方式(貿易統計の原油・LNG・石炭価格に基づく算定)を採用する場合と、JEPXスポット価格に連動する独自方式(市場連動)や、独自の調整項目を設ける場合があります。再エネ100%メニューであっても、需給調整のために市場から電力を調達する構造上、燃調・電源調達費調整等の変動要素が料金に含まれることが一般的です。みんな電力(株式会社UPDATER)の法人メニューでも、メニュー区分・契約区分により燃調算定方式が異なる可能性があり、契約書で必ず確認してください。市場連動的な要素を含む場合は、JEPXスポット価格の高騰局面で単価が変動するリスクがあります(出典: 各社公式の燃調算定方式公表・電力ガス取引監視等委員会)。
供給エリア、電源・調達の考え方、JEPX市場での取扱い、全社共通の制度負担を公表データに基づき整理します。首都圏(東京)を中心に、関西・中部など主要エリアの市況は地域別ページも参照すると全体像を掴みやすくなります。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
供給エリア(公表情報)
みんな電力(株式会社UPDATER)は、東京エリアをはじめ複数エリアにまたがって電力小売サービスを提供していることが公開情報で示されています。首都圏(東京エリア)に加え、関西・中部など主要エリアでの供給可否は、契約区分(高圧/低圧)と組み合わせて変わる可能性があります。具体的な対応エリアと契約区分の組合せは公式サイト・個別見積で確認してください。エリア別の市況は地域別ページも併せて参照すると全体像を掴みやすくなります(出典: みんな電力ブランドサイト・サービス提供エリア公表)。
電源・調達の考え方(公表情報)
同社は、太陽光・風力・水力・バイオマス等の再生可能エネルギー発電所と契約し、それらの電源から調達した電力と非化石証書等を組み合わせて需要家に供給する構造を公開情報で説明しています。発電事業者と需要家を結びつける「顔の見える電力」の考え方のもと、電源の特定・産地指定を可能にするトラッキングを重視している点が事業上の特徴とされます。電源構成の詳細・再エネ比率・調達比率は年度・メニューにより変動するため、最新の電源構成開示(小売電気事業者に求められる電源構成表示)で確認することが重要です(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・資源エネルギー庁 電源構成開示制度)。
JEPX市場での取扱い
新電力は不足分・余剰分をJEPX(日本卸電力取引所)で調達・販売する構造が一般的です。再エネ100%メニューであっても、需給の一致のために市場からの調達が発生する場合があり、その部分については市場価格の影響を受けます。市場連動的な要素を含むメニューを契約する場合、JEPXスポット価格の高騰時に電力量料金単価が上昇するリスクがあります。固定的な料金設計のメニューと市場変動を反映するメニューのいずれを選ぶかは、自社の使用パターン・リスク許容度に応じて中立的に判断すべきです(出典: JEPX公表データ・電力ガス取引監視等委員会)。
再エネ賦課金・容量拠出金(全社共通の制度負担)
再生可能エネルギー発電促進賦課金や容量拠出金は、電力会社を問わず全需要家に適用される制度上の負担です。再エネ100%メニューを選んだ場合でも、再エネ賦課金は制度上すべての需要家に課される点は共通です(再エネ賦課金と、メニューとしての再エネ調達は別のものです)。これらは特定企業のプラン選択では回避できない共通要素のため、電気代総額の評価では制度負担も含めて把握することが重要です(出典: 資源エネルギー庁・OCCTO公表)。
エリア別の市況は 東京エリアの法人電気料金、 関西エリアの法人電気料金、 中部エリアの法人電気料金で確認できます。
※ 本セクションのデータは2026年7月時点の公開情報を基に整理した目安です。最新の料金・電源構成・制度単価は各出典元で必ずご確認ください。出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト・電力ガス取引監視等委員会等から整理。
契約電力適正化・契約条件の見直し・再エネ調達手段の比較などを組み合わせた場合の、年間コスト最適化イメージと5年累計を、規模別の代表シナリオで示します。以下の金額は一般的な高圧需要家の公的統計水準に基づく例示であり、みんな電力(株式会社UPDATER)や特定社の単価・優劣を示すものではありません。実際の金額は契約条件・使用実態・エリア・再エネ比率により変動します。個社の単価は記載しません。再エネメニューを選ぶ場合はコスト増分が発生する場合もあり、下記はあくまで契約最適化・省エネ等を含めた総合的な見直しの試算イメージです。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。数値は公的統計ベースの例示で、捏造の個社単価は含みません。
シナリオ1: 小規模高圧のオフィス・サービス施設(契約電力の小さい高圧需要家)
前提: 比較的使用量の小さい高圧需要家が、契約電力の適正化・契約条件の見直し・再エネメニューを含む相見積を通じて年間コストの最適化を図ったケースの例示。
年間の削減イメージ
想定年間削減イメージ ▲6万円/年
5年累計イメージ
▲6万円 × 5年 = 30万円
※これは一般的な高圧水準・公的統計ベースの例示であり、特定社の単価・優劣を示すものではありません。実際の金額は契約条件・使用実態により変動します。個社の単価は記載しません。
シナリオ2: 中規模高圧の製造業・商業施設(標準的な高圧需要家)
前提: 標準的な使用量の高圧需要家が、デマンド管理・契約メニューの見直し・再エネ調達手段の比較を組み合わせて年間コストを見直したケースの例示。
年間の削減イメージ
想定年間削減イメージ ▲12万円/年
5年累計イメージ
▲12万円 × 5年 = 60万円
※これは一般的な高圧水準・公的統計ベースの例示であり、特定社の単価・優劣を示すものではありません。実際の金額は契約条件・使用実態により変動します。個社の単価は記載しません。
シナリオ3: 使用量の大きい高圧・複数拠点の需要家(規模の大きい高圧需要家)
前提: 使用量が大きい、または複数拠点を持つ高圧需要家が、拠点横断での契約条件最適化・省エネ投資・再エネ調達の組合せで年間コストを見直したケースの例示。
年間の削減イメージ
想定年間削減イメージ ▲24万円/年
5年累計イメージ
▲24万円 × 5年 = 120万円
※これは一般的な高圧水準・公的統計ベースの例示であり、特定社の単価・優劣を示すものではありません。実際の金額は契約条件・使用実態により変動します。個社の単価は記載しません。
自社の実際の使用実態に基づく試算は 業種別電気料金シミュレーターで確認できます。エリア別単価の最新動向は 新電力ネット(pps-net.org/unit)も参照ください。
再エネ特化型新電力の活用パターンを3タイプで、みんな電力(株式会社UPDATER)の公開情報を踏まえた中立的な判断プロセスをケース別に整理します。特定社の優劣評価ではなく、自社条件・脱炭素目標に照らした判断の進め方を示すものです。具体的削減額・追加コストは契約条件・使用実態により異なり、推測値は記載しません。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
ケース1: RE100参画企業のオフィス・拠点(脱炭素目標が明確)
Before: RE100・SBTに参画する企業が、既存の旧一電標準メニューで電力を調達。CO2排出係数が高く、再エネ調達手段が未整備で、報告上の再エネ比率をどう高めるかが課題。
After: 再エネ100%メニュー(トラッキング付き・産地指定含む)、非化石証書の自己調達、コーポレートPPAなど複数の再エネ調達手段を相見積で比較。みんな電力(株式会社UPDATER)の電源トレーサビリティ型メニューを含め、RE100の技術要件・追加性の考え方・コスト増分を整理し、自社の目標時期と予算に合う手段を中立的に選定(特定社の優劣ではなく要件適合で判断)。
Result: 再エネ調達手段ごとのコスト・トラッキング精度・報告適合性のトレードオフを定量化し、脱炭素目標とコストの両面で中立的に選択。※具体的な削減額・追加コストは契約条件・使用実態により異なり、推測値は記載しません。
ケース2: 地域連携を重視する自治体・地場企業(産地指定に価値)
Before: 地域の再エネ支援・地産地消を掲げたい自治体・地場企業が、電源を特定できない標準メニューを利用。「どの発電所の電気か」を対外的に説明できず、地域連携の訴求が難しい状況。
After: 特定産地・特定発電所を指定できるトラッキング型の再エネメニューと、地域新電力・他の再エネメニューを相見積で比較。みんな電力(株式会社UPDATER)の電源トレーサビリティを含め、産地指定の可否・レポーティング形式・供給可能量・コストを整理し、地域連携のストーリーと調達コストの両立を中立的に評価。
Result: 産地指定・電源可視化のメリットとコスト増分を整理し、地域連携の訴求価値と予算のバランスで中立的に判断。※実際の条件は個別見積で確認が必要です。
ケース3: コスト最適化と再エネ調達を両立したい中堅企業
Before: 中堅の高圧需要家が、電気代コスト削減と再エネ調達の両立を検討。再エネメニューは割高になりがちという先入観から、どこまで再エネ化するか判断できずにいる状況。
After: 再エネ100%・部分再エネ・非化石証書の追加購入など段階的な再エネ化の選択肢と、契約電力適正化・省エネ投資を組み合わせて相見積を取得。みんな電力(株式会社UPDATER)の再エネメニューを含む複数の調達手段を、コスト増分と脱炭素効果の両面で比較し、自社の優先順位に合う組合せを中立的に選定。
Result: 再エネ比率の段階設定とコスト最適化施策を組み合わせ、脱炭素とコストの折り合い点を中立的に整理。※削減効果・追加コストは使用実態により異なります。
コーポレートPPAという選択肢は コーポレートPPAの基礎、非化石証書の活用は 非化石証書とはも参照ください。
法人契約の手続きの流れ、供給地点特定番号の確認、サポート窓口、再エネメニュー特有の確認事項を含む新電力切替時の留意点を整理します。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
契約申込・切替の手続き(一般的な流れ)
法人の電力契約は、供給地点特定番号(22桁)・契約電力・使用実績データ(直近12ヶ月)を準備のうえ、見積依頼→条件提示→契約申込→供給開始という流れが一般的です。再エネメニューを選ぶ場合は、再エネ比率・トラッキングの範囲・非化石証書の種類・報告に使える証跡(電源証明・レポート)の提供有無も併せて確認しておくと、後工程のサステナビリティ報告がスムーズになります。新電力切替の場合、現契約の解約条件(期間途中解約違約金等)の確認、託送供給契約への切替手続き等の確認が重要です。
供給地点特定番号の確認
契約・切替には供給地点特定番号(22桁)が必要です。検針票や請求書、または現契約先で確認できます。複数拠点を持つ法人は拠点ごとに番号が異なるため、拠点管理表での整理が有効です。再エネメニューを複数拠点に展開する場合は、拠点ごとの供給エリア対応可否も併せて確認します。
サポート体制・問い合わせ窓口(公開情報)
みんな電力(株式会社UPDATER)は法人向けの問い合わせ窓口・Web会員サービス等を公開しています。請求・使用量の確認、電源トレーサビリティのレポート、契約変更の手続き等のサポート体制は公式サイトで確認できます。停電時の物理的な復旧は一般送配電事業者(エリア別の旧一電送配電会社)が担うため、契約小売事業者によらず復旧対応は共通である点も理解しておくと良いでしょう。再エネメニューであっても、停電時の供給信頼度は送配電網に依存し、契約先による差はありません。
新電力切替時の留意事項
新電力切替時は、契約期間(多くは1〜3年)、期間途中解約時の違約金条項、燃調・電源調達費等の算定方式(旧一電と異なる場合)、デマンド超過時の取扱いを契約書で詳細に確認することが重要です。再エネメニューでは、再エネ比率・トラッキングが年度更新でどう変わるか、証書調達の前提が変わった場合の扱いも確認しておくと安心です。新電力撤退・事業譲渡リスクへの備えとして、最終保障供給制度の理解も必要です。
供給地点特定番号の詳細は 供給地点特定番号(22桁)とは、契約見直し手順は 法人電力契約見直しチェックリスト、最終保障供給は 最終保障供給とはで確認できます。
再エネ特化型新電力と旧一電・他の再エネ調達手段を中立的に判断するための観点を整理します。単価だけでなく、再エネの実現方法・トラッキング・報告適合性を含めて総合的に評価することが重要です。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
プラン体系・再エネ比率の確認観点
高圧の契約区分、季節・時間帯別単価の有無、基本料金の算定、力率割引の条件に加え、標準メニューの再エネ比率・再エネ100%メニューの実現方法を公開情報で確認します。
電源トレーサビリティ・産地指定の観点
電源を特定できるか、産地・発電所を指定できるか、トラッキングのレポートが報告に使えるかを確認します。みんな電力(株式会社UPDATER)の電源トレーサビリティの範囲・精度も比較対象です。
RE100・報告適合性の観点
再エネメニュー・非化石証書・コーポレートPPAなど、RE100対応の調達手段を、技術要件・追加性・CO2排出係数の観点で比較します。自社の報告基準(RE100・SBT・CDP等)に合致するかが判断軸です。
契約・サポート・撤退リスク
契約手続きの手間、サポート窓口、電源証明・レポートの提供、新電力撤退時の切替体制、最終保障供給の仕組み理解を確認します。
再エネ調達手段の比較環境
みんな電力(株式会社UPDATER)のようなトラッキング型再エネメニュー、他の再エネ新電力、非化石証書の自己調達、コーポレートPPAの複数パターンで相見積を取得し、同一条件で比較できる環境にあります。
プラン選択の考え方は 固定プランが向く法人、 市場連動が向かない法人、旧一電との横断比較は 旧一電10社 横断比較ガイドも参照ください。
みんな電力(株式会社UPDATER)の公開情報を活用するうえでの留意点を整理します。再エネメニューの中身の確認、燃調・電源調達費の算定方式、市場変動要素、新電力撤退時の備えに注意が必要です。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
単価だけでなく総合的に判断する
電力会社の選択は、電力量料金単価だけでなく、基本料金・燃調条件(算定方式・上限有無)・契約期間・解約条件・サポート・再エネメニューの中身を総合して判断すべきです。特に再エネ特化型のメニューでは、再エネであることの価値(トラッキング・産地指定・追加性)とコスト増分を切り分けて評価する必要があります。本ページはみんな電力(株式会社UPDATER)の情報を整理しますが、特定社が一律に有利・不利と断定するものではありません。
再エネメニューの「中身」を確認する
「再エネ100%」「実質再エネ」といった表示でも、その実現方法(FIT電源+非化石証書、非FIT再エネ、トラッキングの有無、追加性の考え方)はメニューにより異なります。自社のRE100技術要件・CDP等の報告基準に合致するかを確認しないと、報告時に想定した再エネとして認められない場合があります。証書の種類・トラッキングの範囲・レポートの提供形式を契約前に確認することが重要です。
燃調・電源調達費の算定方式の差を確認
新電力の燃調・電源調達費の算定方式は、旧一電方式・市場連動的方式・独自方式等で異なる場合があります。再エネ100%メニューでも需給調整の市場調達分が料金に反映される設計の場合、同じ『再エネ100%』でも変動の振れ幅・タイミングが異なります。契約書で算定式を確認することが重要です。
市場変動要素とリスク
需給調整のための市場調達分を含むメニューは、JEPXスポット価格の高騰時に単価が上昇するリスクがあります。2021年冬・2022〜2023年冬の市場高騰局面の経験を踏まえ、市場変動要素の有無・上限の設定を確認し、自社のリスク許容度に応じて中立的に判断してください。
新電力撤退リスクと最終保障供給
新電力の事業撤退・小売登録の取消し等のリスクは、過去にも事例がありました。新電力契約時は最終保障供給制度(一般送配電事業者がセーフティネットとして提供)の仕組みを理解し、撤退時の切替手順を確認しておくことが重要です。再エネメニュー特有の事情として、切替時に再エネ調達をどう継続するか(代替の証書調達等)も想定しておくと安心です。
燃料費調整額の仕組みは 燃料費調整額の仕組み、市場連動プランの基礎は 市場連動プランとは、固定単価プランは 固定単価プランとはで詳しく解説しています。
みんな電力(株式会社UPDATER)契約の有無にかかわらず、法人需要家が取り得る電気代最適化・再エネ調達最適化の打ち手を整理します。契約電力適正化・再エネ調達手段の組合せ・省エネ投資・相見積・変動リスクへの備えが柱です。
※ 本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。
契約電力(デマンド)の適正化
高圧需要家は契約電力が基本料金に直結します。直近12ヶ月の最大デマンドに対し契約電力が過剰でないか確認し、デマンド管理で適正化することが基本料金削減の第一歩です。再エネメニューへ切り替えても、この基本の適正化は共通して有効です。
再エネ調達手段の最適な組合せ
再エネ100%メニュー・非化石証書・コーポレートPPAを、コスト増分・トラッキング精度・追加性の観点で組み合わせることで、RE100対応とコストのバランスを取れます。みんな電力(株式会社UPDATER)の電源トレーサビリティ型メニューも選択肢の一つです。
省エネ投資との組合せ
高効率設備・LED・空調更新・コージェネ・蓄電池等の省エネ投資(補助金活用可)と電力契約見直しを組合せることで、電気代総額と再エネ調達コストの最適化が図れます。使用量そのものを減らせば、再エネ調達の総コストも下がります。
相見積による条件最適化
みんな電力(株式会社UPDATER)継続・他の再エネ新電力・旧一電継続の複数パターンで相見積を取得し、同一条件(契約電力・使用量・再エネ比率・報告要件)で比較することで、自社に最適な契約条件を選定できます。
変動リスクへの備え
市場変動要素の少ないメニューや、燃調・電源調達費の上限がある条件、再エネ自家消費によるヘッジで、価格変動リスクへの備えを契約に反映できます。段階的な再エネ化でコスト増分をコントロールする方法もあります。
脱炭素の全体像は 法人の脱炭素 総合ガイド、補助金活用は 製造業の補助金活用戦略、 GX・CN投資促進税制 完全ガイドも参照ください。
契約見直し前にこのチェックリストで自社状況を整理しましょう。再エネ特化型メニューの中立的な判断には、複数社・複数手段の相見積と、再エネの実現方法・報告適合性を含めた総合評価が重要です。
みんな電力(株式会社UPDATER)を含む再エネ特化型新電力への切替や再エネ調達を検討する法人需要家は、契約条件・燃調方式・再エネ比率・使用実態に応じて電気代の水準と上振れリスクが変わります。シミュレーターで自社条件の年間電気代・上振れ幅を試算し、契約見直し・再エネ調達・省エネ投資の優先順位づけに活用できます。
※ 電力単価・エリア別単価の最新動向は 新電力ネット(pps-net.org/unit)のデータも参照のうえ、契約見直しの判断材料にご活用ください。
「みんな電力」は、株式会社UPDATER(アップデーター)が運営する電力小売サービスのブランド名です。運営会社は2021年に「みんな電力株式会社」から「株式会社UPDATER」へ社名を変更していますが、電力事業のブランド名としては引き続き「みんな電力」を使用しています。つまり、現在の運営法人が株式会社UPDATER、電力小売のサービス名がみんな電力、という関係です。「みんな電力株式会社」は旧社名であり、現在の正式な運営会社名ではない点にご注意ください(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト)。
公開情報では、ブロックチェーンを活用した電源トレーサビリティ(どの発電所で発電された電力かを特定・可視化する仕組み)を軸に、再生可能エネルギーを中心とした電力を供給する新電力とされています。「顔の見える電力」というコンセプトで、発電事業者と需要家をつなぎ、産地や発電所を指定できる再エネ電力を提供している点が事業上の特徴です。RE100や脱炭素を志向し、「どの再エネか」を重視する法人需要家の調達手段の一つとなります。本ページは特定企業の優劣評価ではなく、公開情報に基づき法人契約者の判断材料を中立的に整理するものです。
再エネ特化型新電力の再エネ100%メニューは、FIT電源・非FIT再エネ・非化石証書などを組み合わせ、CO2排出係数の観点で実質的に再エネ由来とみなせる電力を供給する設計が一般的です。旧一電の標準メニューは各社の電源構成に基づくもので、再エネ比率はメニューにより異なります。料金体系・燃調算定方式・再エネの実現方法・報告への使いやすさで違いがあるため、相見積で同一条件比較を行うことが重要です。当センターは旧一電・新電力のいずれかを推奨する立場にはなく、自社条件に応じた中立的な判断を支援します。
公開情報では、高圧需要家向けの電力供給メニューに加え、中核となる再エネ100%(実質再エネを含む)メニュー、特定の発電所・産地を指定できる電源トレーサビリティ付きのメニューが示されています。料金は基本料金+電力量料金+燃料費調整額(または電源調達費調整等)+再エネ賦課金で構成されます。具体的な単価・再エネ比率・トラッキングの範囲・条件は公式の料金公表および個別見積で確認してください(出典: みんな電力ブランドサイト料金プラン・参照日2026年7月時点)。
再エネ100%メニューであっても、需給の一致のために市場(JEPX)から電力を調達する構造上、燃料費調整額や電源調達費調整等の変動要素が料金に含まれることが一般的です。同じ『再エネ100%』でも算定基礎が異なれば変動の振れ幅・タイミングが異なるため、契約書で算定式・上限の有無を必ず確認してください。市場変動要素を含む場合はJEPX高騰時のリスクに留意が必要です(出典: 各社公式の算定方式公表・電力ガス取引監視等委員会)。
当サイトは特定企業の優劣を評価する立場にありません。一般社団法人エネルギー情報センターは特定企業を推奨も否定もしない中立的立場で判断材料を整理しています。電力会社・再エネ調達手段の選択は、電力量料金単価だけでなく、基本料金・燃調条件・契約期間・サポート・再エネの実現方法(トラッキング・追加性・報告適合性)を総合して判断すべきものです。複数社・複数手段から同一条件で相見積を取得し、自社条件に最適な選択をすることを推奨します。
公開情報では、再エネ100%・電源トレーサビリティ型のメニューが提供されており、RE100の調達手段の一つとして検討可能とされています。ただし、RE100の技術要件・追加性の考え方・CO2排出係数の扱い・報告に使える証跡の形式はメニューにより異なります。自社の目標基準(RE100・SBT・CDP等)に合致するか、非化石証書の種類やトラッキングの範囲を含めて、調達計画段階で確認することを推奨します(出典: 株式会社UPDATER公式サイト・みんな電力ブランドサイト・資源エネルギー庁 非化石証書制度)。
供給地点特定番号(22桁)、契約電力、直近12ヶ月の使用実績データが一般的に必要です。供給地点特定番号は検針票・請求書で確認できます。契約時は契約期間・期間途中解約違約金・燃調(電源調達費)算定方式・再エネ比率・トラッキングの範囲・解約条件を契約書で詳細に確認することが重要です。停電時の物理的復旧は一般送配電事業者の管轄で、契約小売事業者・メニューによらず共通です。
著者: 江田健二(一般社団法人エネルギー情報センター 代表理事)
公開日: 2026-07-05
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