漁船燃油(A重油)
+20〜30%
S2想定
PROTEIN
豚肉・鶏卵・牛肉・水産物の供給制約と価格上昇を、飼料・燃油の視点から確認します。
畜産物はエネルギーコスト(飼料輸送、畜舎空調)と飼料価格の二重影響を受けます。豚肉の供給不足、鶏卵の鳥インフルエンザ影響が加わり、価格の下押し要因が弱い状態です。
| 品目 | 主な上昇要因 | S1 | S2 | S3 |
|---|---|---|---|---|
| 豚肉 | 供給不足、飼料価格高 | +5〜8% | +12〜18% | +20〜30% |
| 鶏卵 | 鳥インフルエンザ、飼料高 | +3〜5% | +10〜15% | +15〜25% |
| 鶏肉 | 飼料コスト増 | +3〜5% | +8〜12% | +12〜20% |
| 牛肉(国産) | 飼料高、生産者減少 | +5〜8% | +10〜15% | +18〜25% |
| 牛肉(輸入) | 円安、国際相場 | +5〜10% | +12〜20% | +20〜30% |
水産物は漁船燃油(A重油)コストが漁獲コストへ直接波及します。S2でA重油+20〜30%の上昇が想定され、輸入魚介では円安・物流費も重なります。
漁船燃油(A重油)
+20〜30%
S2想定
エビ・カニ(輸入)
+15〜25%
円安+物流費
サーモン(輸入)
+10〜18%
国際相場+円安
焼肉・ステーキ
牛肉仕入が売上の40〜50%。S2で原価率+5〜8ポイント悪化。
寿司・海鮮
水産物+シャリ(コメ)の複合値上げ。燃油サーチャージ転嫁の可能性。
居酒屋
鶏肉・豚肉・卵の3品目が同時上昇。唐揚げ・卵焼きの原価圧迫。
ファストフード
チキン・ビーフパティ・卵が同時上昇し、セット価格維持が困難に。
日本の畜産飼料はトウモロコシ・大豆粕を中心に輸入依存です。円安と国際穀物相場の上昇は、畜産物価格を「下がりにくい」状態に固定化します。
総論ページとエネルギー関連特集を併せて確認すると、仕入・製造・物流を横断した対策優先順位を決めやすくなります。