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LP GAS

プロパンガス(LPガス)の価格動向と都市ガスとの違い

補助金対象外であるLPガス拠点の価格リスクと、都市ガスとの違いを具体的に整理します。

特集の全体構成(8ページ)

  1. 総論トップ|イラン情勢で法人ガス代はどうなる?都市ガス・LPガスのシナリオ別分析
  2. 価格の仕組み|LNG価格からガス料金が決まるまで
  3. 補助金の行方|電気・ガス料金支援はいつまで続くか
  4. LPガス|プロパンガス(LPガス)の価格動向と都市ガスとの違い
  5. 業種別影響|業種別ガス代影響分析
  6. コスト試算|使用量別・シナリオ別ガス代コスト試算
  7. 電化比較|ガス vs ヒートポンプ vs オール電化
  8. 対策ロードマップ|対策ロードマップ — 今からできること

LPガスと都市ガスの根本的な違い

法人のガスコストを考える上で、まず自社が「都市ガス」と「LPガス(プロパンガス)」のどちらを使用しているかを把握することが重要です。両者は原料も供給方法も料金体系も異なります。

項目都市ガスLPガス
主原料LNG(液化天然ガス)LPG(液化石油ガス)
供給方法導管(パイプライン)ボンベ配送
料金規制規制料金+自由料金完全自由料金
政府補助金対象対象外
原料価格の連動LNGスポット価格CP価格(原油連動)
発熱量45MJ/m399MJ/m3(約2.2倍)
単価水準約145円/m3約550円/m3

熱量で比較すると差は縮まる

LPガスは都市ガスの約2.2倍の発熱量があるため、同じ熱量を得るための単価で比較すると差は見かけほど大きくありません。ただし、それでもLPガスの方が1.5〜1.8倍割高な傾向にあります。

LPガスと都市ガス(熱量換算)の単価推移

CP価格と原油価格の連動

LPガスの国際指標であるCP(Contract Price:サウジアラムコが毎月決定)は、原油価格と連動する傾向があります。イラン情勢による原油高騰は、LPガスの仕入れコストにも直接影響します。

CP価格(2026年3月)

650$/t

前月比 +15%

S3想定CP

750〜850$/t

2022年水準に迫る

LPガス事業所への影響試算

事業所タイプ月間使用量S1 コスト増S2 コスト増S3 コスト増
小規模飲食店(ラーメン店・居酒屋等)30〜50m3+3,000〜5,000円+8,000〜15,000円+15,000〜30,000円
中規模飲食店(ファミレス・給食センター)80〜150m3+8,000〜15,000円+2〜4万円+4〜8万円
宿泊施設(旅館・民宿)200〜500m3+2〜5万円+5〜12万円+12〜25万円

LPガスの法人向け対策

まず「相場との比較」から始める

LPガスは自由料金制のため、現在の契約単価が適正かどうかの確認が最優先です。地域相場と比較して割高であれば、事業者切替だけで10〜30%削減できる場合があります。

  • 複数のLPガス事業者から相見積もりを取得する
  • 地域の平均従量単価と自社の単価を比較する
  • 無償貸与契約の条件を確認する(機器条件で割高化するケース)
  • 都市ガスエリアであれば都市ガスへの切替も検討する

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次にすること

総論トップとガソリン・電気代の特集も併せて確認すると、エネルギーコスト全体での意思決定に繋げやすくなります。

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