CP価格(2026年3月)
650$/t
前月比 +15%
LP GAS
補助金対象外であるLPガス拠点の価格リスクと、都市ガスとの違いを具体的に整理します。
法人のガスコストを考える上で、まず自社が「都市ガス」と「LPガス(プロパンガス)」のどちらを使用しているかを把握することが重要です。両者は原料も供給方法も料金体系も異なります。
| 項目 | 都市ガス | LPガス |
|---|---|---|
| 主原料 | LNG(液化天然ガス) | LPG(液化石油ガス) |
| 供給方法 | 導管(パイプライン) | ボンベ配送 |
| 料金規制 | 規制料金+自由料金 | 完全自由料金 |
| 政府補助金 | 対象 | 対象外 |
| 原料価格の連動 | LNGスポット価格 | CP価格(原油連動) |
| 発熱量 | 45MJ/m3 | 99MJ/m3(約2.2倍) |
| 単価水準 | 約145円/m3 | 約550円/m3 |
熱量で比較すると差は縮まる
LPガスは都市ガスの約2.2倍の発熱量があるため、同じ熱量を得るための単価で比較すると差は見かけほど大きくありません。ただし、それでもLPガスの方が1.5〜1.8倍割高な傾向にあります。
LPガスの国際指標であるCP(Contract Price:サウジアラムコが毎月決定)は、原油価格と連動する傾向があります。イラン情勢による原油高騰は、LPガスの仕入れコストにも直接影響します。
CP価格(2026年3月)
650$/t
前月比 +15%
S3想定CP
750〜850$/t
2022年水準に迫る
| 事業所タイプ | 月間使用量 | S1 コスト増 | S2 コスト増 | S3 コスト増 |
|---|---|---|---|---|
| 小規模飲食店(ラーメン店・居酒屋等) | 30〜50m3 | +3,000〜5,000円 | +8,000〜15,000円 | +15,000〜30,000円 |
| 中規模飲食店(ファミレス・給食センター) | 80〜150m3 | +8,000〜15,000円 | +2〜4万円 | +4〜8万円 |
| 宿泊施設(旅館・民宿) | 200〜500m3 | +2〜5万円 | +5〜12万円 | +12〜25万円 |
まず「相場との比較」から始める
LPガスは自由料金制のため、現在の契約単価が適正かどうかの確認が最優先です。地域相場と比較して割高であれば、事業者切替だけで10〜30%削減できる場合があります。
総論トップとガソリン・電気代の特集も併せて確認すると、エネルギーコスト全体での意思決定に繋げやすくなります。