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軽油・重油の価格動向と暫定税率廃止

軽油・重油の価格シナリオと、輸送・農業・漁業に波及する影響を整理します。

特集の全体構成(8ページ)

  1. 総論トップイラン情勢で法人ガソリン代・物流コストはどうなる?
  2. 価格の仕組み原油からガソリン価格が決まるまで
  3. 補助金の行方170円抑制の補助金はいつまで続くか
  4. 軽油・重油軽油・重油の価格動向と暫定税率廃止
  5. 配送・物流コスト配送・物流コストのシナリオ別分析
  6. 社用車・営業車社用車・営業車の燃料コスト試算
  7. 出張旅費・通勤費出張旅費・通勤費への影響
  8. 対策ロードマップ対策ロードマップ — 今からできること

軽油引取税 暫定税率廃止のリアル

2026年4月1日に軽油引取税の暫定税率(17.1円/L)が廃止されました。しかし、2025年11月27日の時点から同額の補助金が既に支給されていたため、 店頭価格への追加的な値下げ効果は実質ゼロです。

なぜ「4月から安くなる」は誤解なのか

2025年11月〜
補助金17.1円/L
暫定税率と同額
2026年4月〜
暫定税率廃止
-17.1円/L
差し引き
±0円
追加効果なし

補助金で先に同額が値引きされていたため、税率廃止による追加の値下げは発生しません。

軽油価格のシナリオ別推移

重油価格と影響を受ける業種

重油はA重油(ボイラー・漁船)とC重油(大型船舶・発電)に分かれます。特にA重油を使う温室栽培農家、漁業者、食品加工業は原油高の直撃を受けています。

燃料種別主な使用業種S2での値上げ率
軽油トラック、バス、建設機械、農業機械+15〜25%
A重油ボイラー、温室暖房、漁船、食品加工+20〜30%
C重油大型船舶、一部の発電+25〜35%
灯油暖房、農業用ハウス+15〜25%
航空燃料航空会社(燃油サーチャージに転嫁)+25〜40%

トラック事業者への影響試算

4tトラック 1台/月

+1.5〜3万円

月間走行3,000km想定

10tトラック 1台/月

+3〜6万円

月間走行5,000km想定

10台保有 年間

+180〜720万円

S2〜S3想定

燃料サーチャージの転嫁が課題

軽油価格の上昇分を荷主に転嫁できない中小運送業者は、利益が直接圧迫されます。適正な燃料サーチャージ導入が進んでも、 荷主との力関係で転嫁が難しい実態が残ります。

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次にすること

総論ページと電気代シナリオ分析もあわせて見ることで、エネルギーコスト全体の意思決定に繋げやすくなります。

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