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MECHANISM

原油からガソリン価格が決まるまで

税金・原油・流通の内訳と、価格反映のタイムラグを把握して、店頭価格の動きを構造的に理解します。

特集の全体構成(8ページ)

  1. 総論トップイラン情勢で法人ガソリン代・物流コストはどうなる?
  2. 価格の仕組み原油からガソリン価格が決まるまで
  3. 補助金の行方170円抑制の補助金はいつまで続くか
  4. 軽油・重油軽油・重油の価格動向と暫定税率廃止
  5. 配送・物流コスト配送・物流コストのシナリオ別分析
  6. 社用車・営業車社用車・営業車の燃料コスト試算
  7. 出張旅費・通勤費出張旅費・通勤費への影響
  8. 対策ロードマップ対策ロードマップ — 今からできること

ガソリン価格の構成要素

ガソリン1リットルの店頭価格は、大きく4つの要素で構成されています。税金が全体の約4割を占めるため、 原油価格が2倍になってもガソリン価格は2倍にはなりません。

ガソリン価格の構成比(概算)

170円の内訳(補助金適用後・2026年4月概算)

項目金額(円/L)構成比
原油・精製コスト9355%
ガソリン税(本則+旧暫定→廃止済)28.717%
石油石炭税2.82%
消費税(10%)15.59%
流通・スタンドマージン148%
補助金による値引き-48.1
店頭価格(概算)≈170

原油価格の反映タイムラグ

中東で原油が高騰しても、すぐに店頭価格へ反映されるわけではありません。ただし、ガソリンは電気代(3〜4カ月)と比べて タイムラグが短く、約1カ月で反映されます。

原油高騰
中東市場
タンカー輸送
約3週間
精製・卸売
数日〜1週間
店頭価格
約1カ月後

ただし元売りは先取り反映する

石油元売り業者は海外の原油先物価格を卸売価格へ迅速に反映するため、実際にはタンカーが到着する前から値上げが始まります。 「原油が上がったらすぐ高くなるのに、下がってもなかなか安くならない」という体感はこの仕組みに起因します。

暫定税率廃止の効果と現実

2025年12月31日にガソリンの暫定税率(25.1円/L)が廃止されました。本来であれば25円の値下げ効果があるはずでしたが、 2月28日のイラン攻撃による原油急騰で、値下げ効果は完全に打ち消されています。

時期暫定税率原油影響差し引き
2025年12月(廃止直前)+25.1円±0基準
2026年1月(廃止後)-25.1円±0-25円
2026年3月(原油急騰後)-25.1円+50〜60円+25〜35円

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次にすること

総論ページと電気代シナリオ分析もあわせて見ることで、エネルギーコスト全体の意思決定に繋げやすくなります。

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