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TRAVEL & COMMUTE

出張旅費・通勤費への影響

通勤手当・旅費規程の見直しポイントを、実費ベースで確認します。

特集の全体構成(8ページ)

  1. 総論トップイラン情勢で法人ガソリン代・物流コストはどうなる?
  2. 価格の仕組み原油からガソリン価格が決まるまで
  3. 補助金の行方170円抑制の補助金はいつまで続くか
  4. 軽油・重油軽油・重油の価格動向と暫定税率廃止
  5. 配送・物流コスト配送・物流コストのシナリオ別分析
  6. 社用車・営業車社用車・営業車の燃料コスト試算
  7. 出張旅費・通勤費出張旅費・通勤費への影響
  8. 対策ロードマップ対策ロードマップ — 今からできること

マイカー通勤の燃料費負担

マイカー通勤者への通勤手当は、多くの企業が「1kmあたり○円」のキロ単価で支給しています。ガソリン価格が上昇すると、 支給額と実費の乖離が生じ、従業員の自己負担が増加します。

キロ単価と実費の比較

ガソリン価格実費(燃費12km/L)一般的な支給単価差額
156円(2025年平均)13.0円/km15円/km+2.0円(余裕あり)
170円(S1想定)14.2円/km15円/km+0.8円(ほぼトントン)
180円(S2想定)15.0円/km15円/km±0(赤字突入)
200円(S3想定)16.7円/km15円/km-1.7円(自己負担)

通勤距離20kmの従業員の場合

往復40km × 月20日 = 月間800km。ガソリン200円の場合、実費は月約13,300円に対し、支給額は12,000円(15円/km)。月約1,300円の自己負担が発生します。年間では約15,600円です。

旅費規程の見直しポイント

① キロ単価の改定

実勢のガソリン価格に応じたキロ単価見直しが必要です。「半年ごとに見直す」「ガソリン価格が○円を超えたら自動改定する」といった トリガー条件を規程に盛り込むと運用しやすくなります。

② 出張時のガソリン代・高速代

項目影響対策の方向性
自家用車での出張実費精算のキロ単価が実態と乖離キロ単価の改定 or 燃料価格連動制の導入
レンタカーガソリン代実費の負担増HV/EV車種の指定、指定GSの活用
航空券燃油サーチャージの急騰(+25〜40%)早期予約の推奨、Web会議への切替え
タクシーLPG価格連動で値上がりの可能性配車アプリでの事前確定運賃の活用

③ 通勤手段の見直し支援

  • 公共交通機関への切替え支援金(一時金)
  • 電動自転車の購入補助
  • テレワーク日数の柔軟化
  • カーシェア・相乗りの制度化

航空燃油サーチャージの急騰

国内線 片道

+800〜1,500円

S2想定

国際線 往復(欧米)

+3〜6万円

S3想定

出張の多い企業では、航空燃油サーチャージの増加だけで年間数十万円のコスト増になる可能性があります。 Web会議の活用や出張の優先順位付けなど、「本当に行く必要があるか」の判断基準の明確化が求められます。

FAQ

通勤手当のキロ単価を引き上げると税務上の問題はありますか?

通勤手当には所得税の非課税限度額があります。非課税限度額を超えた分は課税対象となりますが、ガソリン高騰を理由とした合理的な引き上げであれば、 実費相当額として認められやすい傾向があります。顧問税理士への確認を推奨します。

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次にすること

総論ページと電気代シナリオ分析もあわせて見ることで、エネルギーコスト全体の意思決定に繋げやすくなります。

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