アルミ(LME)
2,650$/t
前年比 +18%
NON-FERROUS METALS
アルミ・銅・亜鉛の国際相場と円安影響を重ね、調達コスト上昇の規模を確認します。
非鉄金属価格はLME相場と為替に左右されます。中東情勢の緊迫化は精錬コストを押し上げ、地政学リスクプレミアムを通じて価格に上乗せされます。
アルミ(LME)
2,650$/t
前年比 +18%
銅(LME)
9,800$/t
前年比 +22%
ドル円
159円台
円安が調達コスト増幅
| 金属 | 主な用途 | 影響を受ける業種 | S2コスト増 |
|---|---|---|---|
| アルミニウム | 飲料缶、自動車部品、建材、電子機器筐体 | 飲料、自動車、建設 | +15〜25% |
| 銅 | 電線、プリント基板、熱交換器、配管 | 電機、建設、自動車 | +20〜30% |
| 亜鉛 | メッキ鋼板、ダイカスト、防食処理 | 建設、自動車、インフラ | +15〜20% |
| ニッケル | ステンレス鋼、EV電池 | 厨房機器、食品加工、EV | +10〜20% |
| 錫 | はんだ、メッキ、合金 | 電子機器製造 | +10〜15% |
350ml缶1本あたりのアルミ原料コストは約15〜20円。S2では+3〜5円/缶の上昇が見込まれ、大量生産企業では年間で大きな負担になります。 日本の高いリサイクル率は下支え要因ですが、バージン材上昇分を完全吸収するのは困難です。
銅はEV化・データセンター増設・再エネ拡大に伴う構造的需要増が続く中で、供給不安が重なると高止まりしやすく、電子機器全般の製造コストへ波及します。
EUの炭素国境調整措置(CBAM)本格運用により、欧州向け輸出企業はLME価格・円安・炭素コストの三重負担となる可能性があります。
総論ページとエネルギー関連特集も併せて確認すると、調達・製造・物流を横断した判断につながります。