需要家側の柔軟性(需要抑制・創エネ・蓄電)を組み合わせて提供するVPP・デマンドレスポンスの仕組みと収益化を整理します。
デマンドレスポンス(DR)は、需給ひっ迫時などに電力消費を抑える、または蓄電池の放電を行うことで、電力会社から対価を得る仕組みです。VPP(仮想発電所)は、複数の需要家リソースを束ねて1つの発電所のように運用するシステムで、DRの高度版と位置づけられます。
日本では2021年から需給調整市場が本格運用され、DRアグリゲーター経由で参加する事業者が急増しています。
DR参加には、原則として高圧以上の契約が必要で、30分値の計測が可能なスマートメーターが前提です。BEMS・FEMSによる自動制御、または人手での生産調整などで、指定時間帯の消費削減を実施します。
契約電力の10〜30%程度を調整力として提供するケースが多く、年間数十万〜数百万円の収益が得られることがあります。
生産への影響、空調・照明水準の低下、従業員の負担など、運用面の配慮が必要です。アグリゲーターと契約する場合、報酬体系とペナルティ条件を事前に確認します。
このテーマの理解を深めたら、シミュレーターで自社の電気料金リスクを確認しましょう。