JEPXは前年比+93.0%・東京は27円台・国は2026年12月使用分〜2027年2月使用分の電気・ガス料金支援を公表
2026年10月の法人向け電気料金は、卸価格が前年同月を大きく上回り、国が冬の電気・ガス料金支援を公表した月です。JEPXスポットのシステムプライス月間平均は22.51円/kWhとなり、前年同月(11.67円/kWh)比+10.84円、+93.0%でした。エリア別では東京27.02円/kWh・中部25.46円/kWhで、前月から上昇したのは四国を除く8エリアです。国は2026年10月29日に、2026年12月使用分〜2027年2月使用分の電気・ガス料金支援を公表しました(原則の区分で、低圧は▲1.0円・▲4.5円・▲4.5円/kWh、高圧は▲0.5円・▲2.3円・▲2.3円/kWh。高圧の単価は2026年10月30日の資料で確認)。2026年11月使用分は、2026年11月2日時点で公表済みの範囲では国の値引き実施期間に入っていません。燃料費調整は11月分(料金月・値引き前)で10社中9社が上昇方向に動いています。
気象については、気象庁「2026年10月の天候」が「気温は、全国的にかなり高かった」と記し、階級でも平均気温は北日本・東日本・西日本・沖縄・奄美で「かなり高い」でした。日本の月平均気温(15地点の観測値)の基準値からの偏差は+1.51℃で、2024年の+2.21℃に次いで、統計を開始した1898年以降の10月として2位の高温です。一方で、旬別では下旬の北日本が「平年並」で、降水量と日照時間は地域によって分かれました。本記事では、気温・天候と卸価格の因果関係は断定していません。
低圧・高圧・特別高圧の4区分の10月実績単価は、出典としている電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」が2026年11月4日時点で2026年7月分まで公表しており、8月分以降は未公表(公表予定日の記載なし)のため、確定していません。そこで本記事では、確定値(2026年7月分まで)と、10月の動向に関する定性整理を明確に分けて解説します。数値の断定は確定値に限り、公表待ちの項目は「公表待ち」と明記します。
本記事は、電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」、JEPX、首相官邸・経済産業省・資源エネルギー庁・電気・ガス料金支援の特設サイト、気象庁、電力広域的運営推進機関(OCCTO)、財務省貿易統計、主要電力10社の公表情報をもとに整理しています。数値は特記のない限り2026年11月2日に各一次出典から取得しました(燃料費調整の10月分は2026年9月号の値で本号の一次出典でも照合、4区分の2026年2〜6月分は2026年9月号の値の転記、4区分の2026年7月分は電力取引報の2026年10月15日公表分、10月の年別比較(2023〜2025年)は当サイトで電力取引報から算出した値)。電気・ガス料金支援の2027年3月使用分以降の扱い、電力取引報の公表状況、東京電力エナジーパートナーの2026年11月分の市場価格調整は、2026年11月4日に一次出典で取得・再確認しました。本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。また、価格水準の予測を示すものでもありません。公開日は2026年11月4日です。
電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」から算出した、契約区分ごとのkWhあたり単価を整理しました。
特別高圧
18.4円/kWh
高圧
22.8円/kWh
低圧電灯
28.3円/kWh
低圧電力
31.9円/kWh
※基本料金・電力量料金・燃料費調整額を含み、消費税および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まない参考値です。
※上記カードは電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」の2026年7月分(確定・2026年10月15日公表・2026年11月4日時点の最新公表)です(販売額÷販売電力量・全国計、事後訂正あり得る。原則は月末時点(暦月)で、検針期間での計上も認められている(電力取引報の注記では、大宗の企業が検針日までの実績を報告))。前月比・前年同月比は小数第2位に丸めた値どうしの差です。 2026年8月分以降は2026年11月4日時点で未公表です(公表予定日の記載なし)。確定値が公表され次第、順次更新します。
当月を含む直近6ヶ月のkWh単価推移を、契約区分別に表示しています。
※縦軸は表示期間内の最小値〜最大値を基準に自動調整しています。
※上記グラフは電力取引報の確定値が公表済みの2026年2月〜7月分(6か月)です。2026年8月分以降は2026年11月4日時点で未公表(公表予定日の記載なし)のため含みません。
同じ10月で過去の水準と比べると、料金がどのあたりに位置するかを把握しやすくなります。2026年10月分は電力取引報の公表待ち(2026年11月4日時点で未公表・公表予定日の記載なし)のため、確定値が出るまでは2023〜2025年の10月分を参照します。2023年10月と2025年10月を比べると、特別高圧は18.23円/kWhから16.57円/kWhへ、高圧は21.47円/kWhから20.11円/kWhへ、低圧電灯は26.20円/kWhから26.16円/kWhへ、低圧電力は30.14円/kWhから29.29円/kWhへと、4区分とも2025年10月が2023年10月を下回っています。ただし低圧電灯(25.61円/kWh→26.16円/kWh)と低圧電力(28.94円/kWh→29.29円/kWh)は2024年10月から2025年10月にかけて上昇しており、年ごとの動きは区分によって異なります。
| 契約区分 | 2023年10月 | 2024年10月 | 2025年10月 | 2026年10月 |
|---|---|---|---|---|
| 特別高圧 | 18.23円 | 17.95円 | 16.57円 | 公表待ち |
| 高圧 | 21.47円 | 20.86円 | 20.11円 | 公表待ち |
| 低圧電灯 | 26.20円 | 25.61円 | 26.16円 | 公表待ち |
| 低圧電力 | 30.14円 | 28.94円 | 29.29円 | 公表待ち |
※単位は円/kWh。基本料金・電力量料金・燃料費調整額を含み、消費税および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まない参考値です。数値は電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」から算出しています。2026年10月分は2026年11月4日時点で未公表(公表予定日の記載なし)のため、この表では断定的な数値を示していません。
※電力・ガス取引監視等委員会は2026年10月28日、電力取引報やガス取引報等の提出に使うウェブサイト「デントリネット」への不正アクセスを公表し、システムを停止して原因究明・再発防止策を検討しているとしました。この資料には電力取引報の公表時期への影響は書かれておらず、本記事も公表時期との関係を断定していません。
2026年10月のJEPXシステムプライス月間平均は22.51円/kWhで、前年同月(11.67円/kWh)比+10.84円、+93.0%の上昇でした。前月(19.12円/kWh)比では+3.39円です。月間の最高値はシステムプライスで47.88円/kWh(10月20日16時30分〜17時00分)、最低値は0.01円/kWhでした。約定総量は303.19億kWh(前年同月222.79億kWh)で+36.1%です。数値はJEPX公表のスポット取引結果CSVから全1,488コマ(31日×48コマ)の単純平均等で算出しています。
| エリア | 2026/10 (円/kWh) | 2026/9 (円/kWh) | 2025/10 (円/kWh) | 前年同月差 | 前年同月比 | 前月差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| システムプライス | 22.51 | 19.12 | 11.67 | +10.84 | +93.0% | +3.39 |
| 北海道 | 20.49 | 14.01 | 12.89 | +7.60 | +58.9% | +6.49 |
| 東北 | 23.99 | 17.35 | 12.08 | +11.91 | +98.6% | +6.64 |
| 東京 | 27.02 | 23.78 | 13.06 | +13.96 | +106.9% | +3.24 |
| 中部 | 25.46 | 23.77 | 11.68 | +13.77 | +117.9% | +1.69 |
| 北陸 | 19.70 | 16.88 | 11.27 | +8.42 | +74.7% | +2.82 |
| 関西 | 19.50 | 16.45 | 11.27 | +8.23 | +73.0% | +3.05 |
| 中国 | 15.63 | 14.96 | 11.12 | +4.50 | +40.5% | +0.66 |
| 四国 | 11.44 | 12.92 | 9.28 | +2.16 | +23.3% | ▲1.47 |
| 九州 | 15.07 | 14.06 | 10.74 | +4.34 | +40.4% | +1.02 |
※前年同月差・前年同月比・前月差はいずれも端数処理前の値から算出しているため、本表の掲載値どうしの差と0.01円/kWhずれる行があります(中部・北陸・中国・九州の前年同月差、北海道・中国・四国・九州の前月差)。2026年9月の値は2026年9月号と同じ値です。沖縄はJEPXの取引対象外のため表に含まれません。
コマ単位の単価で精算する市場連動型プランでは、月間平均ではなくコマごとの単価が請求に反映されます。2026年10月のエリア別の月間最高は、北海道の105.00円/kWh(10月20日5時30分〜6時00分)で、前後のコマは5時00分〜5時30分が99.90円/kWh、6時00分〜6時30分が50.01円/kWhでした。東北と東京の月間最高はいずれも50.01円/kWhで、10月6日16時30分〜17時00分・10月20日14時30分〜15時00分・10月21日16時30分〜17時00分の3コマです。中部・北陸・関西は46.45円/kWh(10月21日17時00分〜17時30分)、中国・九州は44.79円/kWh(10月20日16時30分〜17時00分)、四国は37.51円/kWh(10月19日14時00分〜14時30分)でした。
10月20日の北海道エリアの需給に関する一次情報は、2026年11月2日時点で、OCCTO・北海道電力ネットワーク・北海道電力・経済産業省の公表の一覧(本記事で確認した範囲)では確認されていません。系統情報サービスなど本記事で見ていない情報源もあるため、本記事ではこのコマの高値の要因を断定せず、需給の事象の有無も断定していません。
一方で、システムプライスと全9エリアの月間最低はいずれも0.01円/kWhでした。0.01円/kWhのコマ数はシステムプライス39・北海道67・東北95・東京16・中部24・北陸24・関西29・中国79・四国146・九州91で、最初のコマは10月1日10時00分〜10時30分の四国です。同じ月の中で単価の振れ幅が大きい状態です。
エリア別に前月差を見ると、上昇は北海道+6.49円/kWh・東北+6.64円/kWh・東京+3.24円/kWh・中部+1.69円/kWh・北陸+2.82円/kWh・関西+3.05円/kWh・中国+0.66円/kWh・九州+1.02円/kWhの8エリアで、上げ幅は東北・北海道の順に大きくなっています。低下は四国(▲1.47円/kWh)の1エリアでした。前年同月比ではシステムプライスと9エリアのすべてが上昇しており、東京+106.9%・中部+117.9%に対し、四国は+23.3%でした。ただし卸価格は需要・燃料価格・電源の稼働計画・連系線の混雑など複数の要因で決まるため、単一の要因で説明できるものではありません。 JEPXとは、 JEPXスポット価格ダッシュボード、 JEPXスパイクの電気代インパクト、 市場価格調整額とはも参考になります。
2026年9月号で、国の値引き実施期間より後の扱いを2026年10月6日時点で国の公表なしとしていた点について、国は2026年10月29日に、2026年12月使用分〜2027年2月使用分の電気・ガス料金支援を公表しました。首相官邸の2026年10月29日の会見(速報版)は、電気料金について「1kWh当たり、12月は1円、1月は4.5円、そして2月は4.5円の支援を実施することとします。」と述べています。この単価は低圧の値で、高圧の単価(原則の区分で12月使用分▲0.5円/kWh、2027年1月使用分・2月使用分▲2.3円/kWh)は、2026年10月30日に資源エネルギー庁が公表した公募の募集要領などで確認できます。事業は令和8年度「電気・ガス料金負担軽減支援事業補助金」で、2026年7月〜9月使用分などを対象とした令和7年度「電気・ガス料金負担軽減支援事業」とは別の事業です。
| 対象(原則の区分) | 2026年11月使用分 | 2026年12月使用分 | 2027年1月使用分 | 2027年2月使用分 | 2027年3月使用分 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電気(低圧) | 期間に含まれない※1 | ▲1.0 円/kWh | ▲4.5 円/kWh | ▲4.5 円/kWh | 対応を検討※2 |
| 電気(高圧) | 期間に含まれない※1 | ▲0.5 円/kWh | ▲2.3 円/kWh | ▲2.3 円/kWh | 対応を検討※2 |
| 都市ガス | 期間に含まれない※1 | ▲4.0 円/㎥ | ▲18.0 円/㎥ | ▲18.0 円/㎥ | 対応を検討※2 |
※値引き単価は使用月ベース・税込みです(電気・ガス料金支援の特設サイト、資源エネルギー庁の公募の募集要領)。特設サイトは「12月使用分とは、原則としては、12月中の検針日から1月中の検針日までの使用に係る分を指します。」と記しています。都市ガスは、年間契約使用量1,000万㎥未満の需要家に対する販売分が対象です。※1 2026年11月使用分は、2026年11月2日時点で公表済みの範囲では国の値引き実施期間に入っていません(「値引きしない」と明言した国の文は、本記事で確認した範囲にはありません)。※2 2027年3月使用分は、2026年11月4日時点で国の記載が「対応を検討」で、公表予定日の記載はありません。2027年4月使用分以降は、2026年11月4日時点で国の記載がありません。2027年1月使用分から値引きを開始する区分では、募集要領の定めにより3月使用分が値引き期間に入ります(表の下の本文で説明します)。
値引き期間には、夏と同じく、ずれる区分があります。募集要領は、原則として2026年12月使用分から2027年2月使用分までを対象とし、2027年1月使用分から値引きを開始した場合は、2月使用分・3月使用分を値引き期間とすると定めています(単価の表は「令和9年1月使用分*2及び2月使用分*3」の1行)。つまり1月使用分から始める区分では、2月使用分・3月使用分に高圧▲2.3円/kWh(低圧▲4.5円/kWh)が当たります。その区分の1月使用分に12月使用分の単価が当たるかは、手引きの説明と募集要領の単価の表からの推論にとどまるため、本記事では断定しません。使用月ベースの単価を拠点一律に当てはめず、契約先の区分で確かめる必要があります。
また、公募の募集要領には「本補助金の公募は、然るべき予算措置の決定を前提としており」との記載があり、事業の実施やその内容が変更になることもあるとしています。交付要綱についても「交付要綱は、制定中の案であり変更が有り得ます。」とされています。値引きが請求に反映されるかは、契約先の公表と請求書で確かめてください。
2026年11月使用分と2027年3月使用分以降の扱い
2026年11月使用分は、国が公表した値引き実施期間(2026年12月使用分〜2027年2月使用分)にも、夏の値引き実施期間(原則2026年7月使用分〜9月使用分。後ろ倒しの区分は8月使用分〜10月使用分)にも入っていません(2026年11月2日時点で公表済みの範囲)。原則の区分の10月使用分も夏の期間の外で、後ろ倒しの区分の10月使用分は夏の期間の内(高圧▲1.8円/kWh)です。2027年3月使用分は、資源エネルギー庁の概要資料が「3月については、「気候の状況」や「エネルギー価格の動向」を見極めた上で、対応を検討。」と記しており(2026年11月4日時点・公表予定日の記載なし)、2027年4月使用分以降は2026年11月4日時点で国の記載がありません。
特別高圧について、2026年11月2日時点で、特設サイトのFAQは「本事業では、特別高圧の電気は対象外です。」と記していますが、このFAQの見出しは令和7年度の事業のままです。令和8年度の募集要領の単価表の列は「低圧契約」「高圧契約」のみで、特別高圧の語は募集要領・手引き・交付要綱(案)のいずれにもありません。国は別に、地方公共団体が地域の実情に合わせて支援を実施できる「重点支援地方交付金」において、特別高圧で受電する中小企業等への支援を行っていると案内しており(資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」・2026年11月2日時点)、別のページでは「「重点支援地方交付金」については、令和8年度補正予算として、「重点支援地方交付金」の増額(推奨事業メニュー分:1,000億円)が措置されております。」と記しています。自治体ごとの支援の有無や内容は、所在する自治体の公表でご確認ください。
※2026年11月2日時点で、国や特設サイトのページには、冬の支援の期間や単価と取り違えやすい記載があります。(a)(b) 特設サイトのFAQに残る夏の期間のずれの文(「2026年10月使用分までとなります」「10月 1.8円/kWh」)、(c) 資源エネルギー庁のページのソース内に残る2024年の過去の記述(画面には表示されません)、(d) 特設サイトのFAQの本文で、「今回」の語が、夏の2026年7月〜9月使用分(令和7年度の事業)と、冬の2026年12月〜2027年2月使用分の両方を指して使われている点、(e) 募集要領の「令和9年3月使用」(1月使用分から値引きを開始した区分の期間のずれ)、(f) 会見の「12月は1円」(低圧の値で、高圧は0.5円/kWh)、(g) 特設サイトのFAQの「<参考:冬季(1~3月)>」(2026年1月〜3月の事業の記述)です。(a)(b)は夏の事業の期間のずれで、2026年11月使用分以降の値引きを示すものではありません。いずれも、国が2026年12月使用分〜2027年2月使用分の期間や単価を変えたり、2027年3月使用分の支援を決めたりしたものではありません。冬の事業の詳細は、FAQではなく募集要領で読む必要があります。
主要10社の「11月分」(料金月)の燃料費調整の表には、10社とも高圧の支援込みの別の値がありません。値引きについての各社の表記は、北陸電力「高圧のお客さまは政府の負担軽減策を含む(10月分は▲1円80銭、11月分は適用なし)。」(2026年9月29日の資料)、東北電力「なお、国の電気・ガス料金支援の適用は2026年10月分までとなります。」、沖縄電力「国の電気料金支援による割引は 2026 年 10 月分で終了となります」(いずれも2026年9月28日の資料)などです。中国電力は特別措置値引き単価が10月分▲1.80円/kWhから11月分「-」となり、関西電力の11月分のページの値引きの案内に挙がるのは2026年8月分・9月分・10月分、四国電力の単価表ページの割引の一覧も10月分までです。東京電力エナジーパートナーは「※1 国の電気・ガス料金支援により、2026年10月分には値引き単価(高圧供給:1.80円/kWh)を含みます。」と記しています。これらは各社の表記で、国の公表ではありません。国の資料は、本記事で確認した範囲では、電気・ガス料金支援について「終了」「延長」の語を、支援の打ち切り・継続の意味では使っていません。
国の2026年12月使用分の値引きが、各社の料金月ラベルのどの「◯月分」に入るかは、2026年11月2日時点で確認できていません。2026年10月29日に各社が公表した12月分(料金月)の資料には、値引きの欄・注記や冬の支援の記載が見当たりませんが、12月分に値引きが無いと書いた資料があるわけではありません(関西電力の2026年10月29日のプレスは本記事では確認できておらず、東京電力エナジーパートナーの特高・高圧は、2026年11月2日時点で12月分の単価自体が未公表です)。料金月ごとの値引き額は、各社の公表で確かめてください。
① 10月使用分が夏の値引き実施期間の内か外かを、拠点ごとの区分で確かめる
夏の電気・ガス料金支援の値引き実施期間は、原則の区分が2026年7月使用分〜9月使用分、繰上検針などで値引きの開始を1か月後ろ倒しにした区分が8月使用分〜10月使用分です。原則の区分の10月使用分は期間の外で、後ろ倒しの区分の高圧の10月使用分は期間の内(▲1.8円/kWh)です。同じ高圧でも、区分によって10月使用分の値引きの有無が異なります。
② 電力会社の「◯月分」ラベルと使用月を取り違えない
主要10社が公表する「◯月分」は料金月(請求月)のラベルです。「2026年10月分」の高圧の値引きは1.80円/kWhで、「11月分」の燃料費調整の表には10社とも高圧の支援込みの別の値がありません。使用月との対応は社や契約で異なり、たとえば東北電力の12月分は「2026年11月の検針日(計量日)から2026年12月の検針日(計量日)前日までの使用分」(高圧のうち検針日が毎月初日の契約と特別高圧は2026年12月使用分)、北陸電力の高圧・特別高圧の12月分は12月1日から12月31日までの使用分です。
③ 冬の支援の値引きが料金月のどの月分に入るかは、各社の公表で確かめる
国の冬の支援の単価は使用月ベースで、特設サイトは「12月使用分とは、原則としては、12月中の検針日から1月中の検針日までの使用に係る分を指します。」と記しています。各社の料金月ラベルのどの「◯月分」に値引きが入るかは、2026年11月2日時点で各社の公表が確認できていません。夏の対応関係をそのまま当てはめず、契約先の公表と請求書の使用期間で確かめてください。
④ 契約区分が国の単価表の対象かを確認する
令和8年度の募集要領の単価表の列は「低圧契約」「高圧契約」のみです。2026年11月2日時点で、特設サイトのFAQには「本事業では、特別高圧の電気は対象外です。」とありますが、このFAQの見出しは令和7年度の事業のままです。国は別に、重点支援地方交付金による自治体の「特別高圧で受電する中小企業等」への支援を案内しているため、特別高圧の拠点は所在自治体の公表もあわせて確認してください。
⑤ 値引き前と値引き後のどちらの単価かを確認する
再エネ賦課金4.18円/kWhと基本料金は、値引きとは別に計上されます。燃料費調整単価は、値引きを反映した値(支援反映後)で公表している社があります。市場価格調整単価の扱いはプランによって異なる場合があり、東京電力エナジーパートナーは、ベーシックプランでは値引きを燃調側に入れて市場価格調整単価には含めない一方、市場価格調整の表の「前月分との差」について「高圧供給(ベーシックプランを除く)については、電気・ガス料金支援反映後の単価との差となります。」と注記しています。各社の公表値が値引き前と値引き後のどちらかを確認してから自社の請求書と照合してください。2026年11月1日からは、託送料金の見直しなどを反映して基本料金・電力量料金を見直した社もあります。
⑥ 2027年3月使用分は国が「対応を検討」とし、4月使用分以降は国の記載がないこと(2026年11月4日時点)を前提に置く
2027年3月使用分は、2026年11月4日時点で国の記載が「対応を検討」で、公表予定日の記載はありません。2027年4月使用分以降は、2026年11月4日時点で国の記載がありません。2026年11月使用分も2026年11月2日時点で公表済みの範囲では国の値引き実施期間に入っていないため、値引きがある場合とない場合の請求額を、公表済みの値引き前の燃料費調整単価で試算しておくと、予算の振れ幅を把握しやすくなります。
請求書の各項目の意味は 電気料金請求書の読み方、値引きとは別に計上される賦課金は 再エネ賦課金とはで整理しています。
気象庁「2026年10月の天候」(2026年11月2日掲載)の階級では、平均気温は北日本・東日本・西日本・沖縄・奄美で「かなり高い」でした。日本の月平均気温(15地点の観測値)の基準値からの偏差は+1.51℃で、2024年の+2.21℃に次いで、統計を開始した1898年以降の10月として2位の高温です。旬別では、上旬が4地域で「高い」、中旬が4地域で「かなり高い」、下旬は東日本・西日本・沖縄・奄美で「かなり高い」、北日本で「平年並」でした。降水量は東日本日本海側・西日本日本海側・沖縄・奄美で「多い」、北日本太平洋側で「かなり少ない」、東日本太平洋側で「少ない」(北日本日本海側・西日本太平洋側は「平年並」)となり、日照時間は沖縄・奄美で「かなり多い」、北日本日本海側・北日本太平洋側・東日本日本海側・東日本太平洋側・西日本太平洋側で「多い」、西日本日本海側で「平年並」でした。下旬には「沖縄県や長崎県、福岡県、石川県で10月としての日降水量の極値を更新するなど記録的な大雨となった所があった。」と記されています。地域平均の記録の更新はありませんでした。降水量と日照時間は地域によって分かれており、一律の傾向ではありません。
| 地点 | 月平均気温 | 平年値 | 平年差 | 階級 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 13.3℃ | 12.1℃ | +1.2℃ | かなり高い(+*) | 気候表で「)」付きの準正常値(通常の値と同様に扱える) |
| 仙台 | 16.8℃ | 15.7℃ | +1.1℃ | かなり高い(+*) | — |
| 東京 | 19.9℃ | 18.0℃ | +1.9℃ | かなり高い(+*) | 月降水量44.5mm(平年比19%)・日照時間163.0時間(平年比126%) |
| 名古屋 | 20.9℃ | 18.6℃ | +2.3℃ | かなり高い(+*) | — |
| 大阪 | 21.2℃ | 19.5℃ | +1.7℃ | かなり高い(+*) | — |
| 広島 | 20.4℃ | 18.8℃ | +1.6℃ | かなり高い(+*) | — |
| 福岡 | 21.7℃ | 19.6℃ | +2.1℃ | かなり高い(+*) | — |
| 那覇 | 26.7℃ | 25.5℃ | +1.2℃ | かなり高い(+*) | — |
※月平均気温・平年差・階級は気象庁「全国気候表(2026年10月)」の値です。平年値は気象庁「過去の気象データ検索」の平年値(1991〜2020年)で、平年差は月平均気温から平年値を引いた値です(8地点とも全国気候表の平年差と一致)。階級の凡例は気候表の「+:高い(多い) ○:平年並 -:低い(少ない)」で、「*」付きは「かなり」を示します。
| 指標 | 2026年10月 | 補足 |
|---|---|---|
| 日最高気温35℃以上の日 | 0日 | 10月の日最高気温の最大は10月21日の30.3℃ |
| 真夏日(最高30℃以上) | 2日 | 10月1日30.0℃・21日30.3℃ |
| 熱帯夜(日最低気温25.0℃以上の日で代用) | 0日 | 10月の日最低気温の最大は10月6日と21日の19.2℃ |
| 月間最高・最低気温 | 30.3℃/10.4℃ | 最高は10月21日、最低は10月29日 |
| 月降水量 | 44.5mm | 平年比19%(階級は「かなり少ない」)。日降水量の最大は10月26日の32.0mm |
| 日照時間 | 163.0時間 | 平年比126%(階級は「多い」) |
※気象庁「過去の気象データ検索」(東京・2026年10月の日ごとの値)から集計しています。熱帯夜は夜間の最低気温ではなく、日最低気温25.0℃以上の日で代用しています。月降水量・日照時間の平年比と階級は全国気候表の値です。気象庁「2026年10月の天候」は下旬について「21日は東京などで真夏日最晩記録となった。」と記しています。
気象庁の台風の統計では、2026年10月の台風の発生数は4個です(協定世界時基準・2026年10月28日現在・速報値)。日本標準時基準では10月5個となります。上陸数の表(2026年10月28日現在)は9月と10月の欄が空欄で、10月29日〜31日の分は表から判断できないため、本記事では10月の台風の上陸の有無を断定していません。2026年9月号で断定しなかった9月の上陸も、同じ表で9月の欄は空欄です。気象庁は、2026年の値は速報値のため後日変更になる場合があると注記しています。
電力広域的運営推進機関(OCCTO)の公開一覧では、2026年10月21日に、中部電力パワーグリッド・北陸電力送配電・関西電力送配電管内を対象とした自家用発電設備の焚き増しの依頼1件(依頼の期間は2026年10月21日15時30分〜18時00分)を確認できます。依頼の文は「需要の増加に対して供給余力が限られることから、広域予備率が5%を下回る厳しい見通しとなっております。」と記しています。同じ日には、関西電力送配電向けの融通の指示が3回公開されています(理由は「関西電力送配電供給区域の供給力不足により、需給状況の悪化が認められるため。」)。指示は15時09分(供給の時間帯は15時30分〜16時00分・99万kW)、15時40分(16時00分〜16時30分・83.0036万kW)、16時06分(16時30分〜17時30分・最大90万kW)の3回で、東京・中部・北陸(2回目と3回目は中国も)の各エリアから関西電力送配電が受ける内容です。
これが10月の指示・依頼の全件とは断定できません。エリア予備率が3%を下回る場合の指示(エリア間補正融通)の公表先は2025年10月1日から系統情報サービスに変わっており、本記事では系統情報サービスを見ていません。また、OCCTOのウェブサイトは10月21日21時頃から更新を一時停止し、10月23日に再開しています(停止中の需給状況悪化時の公表は、系統情報サービスと公式Xで行うとしていました)。需給ひっ迫注意報・警報の発令は、2026年11月2日時点で、経済産業省の10月のニュースリリース一覧とOCCTOの公開の一覧では確認されていません。このため本記事では「確認されていない」と記載し、「発令なし」とは断定していません。
10月21日は、中部・北陸・関西エリアのJEPXの月間最高46.45円/kWh(17時00分〜17時30分)が出た日でもあります。依頼と指示の文が挙げる原因は「需要の増加に対して供給余力が限られる」「供給力不足」までで、個別の電源の停止や気温との関係を書いた一次情報は本記事では確認していません。本記事では、同日の需給・気温・電源の停止とJEPXの単価の因果関係を断定していません。卸価格が動く要因の整理は JEPX価格変動の要因が参考になります。
参考として、OCCTOは2026年10月28日に「2026年度夏季における広域機関の需給対応」を公表し、夏季の融通の指示を「累計100回(北海道エリア向け63回、東北エリア向け4回、中部エリア向け6回、北陸エリア向け2回、関西エリア向け24回、九州エリア向け1回)」と記しています。これは夏季の総括で、10月分の集計ではありません。
低圧(電灯・電力)は、小規模事業所・店舗・サービス拠点などで使われる契約区分です。2026年10月分の低圧の実績単価は電力取引報の公表待ち(2026年11月4日時点で未公表・公表予定日の記載なし)のため、ここでは断定を避け、確定値・支援策・卸価格から動向を定性的に整理します。参考として、電力取引報の2026年7月分(確定・2026年11月4日時点の最新公表)は、低圧電灯28.33円/kWh・低圧電力31.90円/kWhでした(基本料金・電力量料金・燃料費調整額を含み、消費税・賦課金を含まない参考値)。
10月の低圧で押さえたいのは、夏の電気・ガス料金支援の値引き実施期間が原則の区分では9月使用分までで、原則の区分の10月使用分と2026年11月使用分は、2026年11月2日時点で公表済みの範囲で国の値引き実施期間に入っていないことです。国は2026年10月29日に、低圧について12月使用分▲1.0円/kWh、2027年1月使用分・2月使用分▲4.5円/kWh(原則の区分)の支援を公表しました。2027年1月使用分から値引きを開始する区分では期間が1か月ずれるため、拠点ごとの区分で確かめる必要があります。料金月ラベルのどの月分に値引きが入るかは、2026年11月2日時点で各社の公表が確認できていません。値引きがある場合とない場合の請求額を、「単価」と「使用量」に分けて試算しておくと、予算の振れ幅を把握しやすくなります。
多店舗展開の企業では、拠点ごとの値引き額と使用量の変化を合算して把握しておくと、全体の影響を確かめやすくなります。 削減見直しポイント、 見直しのための請求書の読み方も参考になります。
高圧は、工場・商業施設・病院・学校・物流施設・オフィスビルなどで使われる契約区分です。2026年10月分の高圧の実績単価は電力取引報の公表待ち(2026年11月4日時点で未公表・公表予定日の記載なし)のため、ここでは動向を定性的に整理します。参考として、2026年7月分(確定・2026年11月4日時点の最新公表)は高圧22.75円/kWhでした(基本料金・電力量料金・燃料費調整額を含み、消費税・賦課金を含まない参考値)。
10月の高圧で押さえたいのは、料金月ラベルの「10月分」に高圧の値引き1.80円/kWhが入る一方、「11月分」は10社とも各社の表に支援込みの別の値がないことです(北陸電力の「11月分は適用なし」など、各社の表記)。国が公表した冬の支援は、高圧で12月使用分▲0.5円/kWh、2027年1月使用分・2月使用分▲2.3円/kWh(原則の区分)で、2027年1月使用分から値引きを開始する区分では、2月使用分・3月使用分に▲2.3円/kWhが当たります。
燃料費調整(値引き前)は、11月分(料金月)で10月分から10社中9社が上昇方向に動きました。たとえば中部電力ミライズ(HH・卸市場価格調整を含む単一単価)の高圧は10月分4.54円/kWhから11月分5.41円/kWhへ(+0.87円/kWh)、中国電力(燃調・離島・市場価格調整の合計値)は0.61円/kWhから1.41円/kWhへ(+0.80円/kWh)動いています。中部電力ミライズの表の高圧の「前月分との差」が「2円67銭」(10月分の値引き後2.74円/kWhとの差)となっているように、10月分(高圧の値引き1.80円/kWhを含む)と、各社の表に支援込みの別の値がない11月分をまたぐと、表の差が10月分の値引き後との差になっている社では、値引き前どうしの差より大きく出ます(北海道電力の括弧書きと九州電力の別紙の燃調の差は、値引き前どうしの差です)。一方、東京電力エナジーパートナー(検針日系列・ベーシックプラン)の高圧は1.68円/kWhから1.50円/kWhへ▲0.18円/kWhとなりましたが、これは燃調本体だけの差で、市場価格調整は別建てであり、2026年11月1日からの料金の見直しも重なります。市場連動型の高圧契約では、東京エリア27.02円/kWh・中部エリア25.46円/kWhという10月のJEPX平均もあわせて確認しておきたいところです。
高圧需要家の業種別の見直しポイントは 業種別の見直しポイント集、契約見直しの全体手順は 法人電力契約見直しチェックリスト、デマンド(契約電力)の考え方は 契約電力(デマンド)とはで確認できます。
特別高圧は、大規模工場・データセンター・大型商業施設・自治体の基幹施設・大規模病院など、大きな電力需要を持つ事業所で使われる契約区分です。2026年10月分の特別高圧の実績単価は電力取引報の公表待ち(2026年11月4日時点で未公表・公表予定日の記載なし)のため、ここでは動向を定性的に整理します。参考として、2026年7月分(確定・2026年11月4日時点の最新公表)は特別高圧18.43円/kWhでした(基本料金・電力量料金・燃料費調整額を含み、消費税・賦課金を含まない参考値)。
10月の特別高圧でまず押さえたいのは、国が公表した冬の電気・ガス料金支援(令和8年度)の募集要領の単価表が低圧・高圧の列のみで、特別高圧の語が募集要領・手引き・交付要綱(案)にないという点です。2026年11月2日時点で、特設サイトのFAQには「本事業では、特別高圧の電気は対象外です。」とありますが、FAQの見出しは令和7年度の事業のままです。国は別に、重点支援地方交付金による自治体の「特別高圧で受電する中小企業等」への支援を案内しています。自治体ごとの支援の有無や内容は、所在する自治体の公表でご確認ください。
燃料費調整(特高)は、11月分で北海道電力(市場価格調整などを内数として含む合算値)が10月分0.62円/kWhから0.74円/kWhへ、東北電力が1.85円/kWhから2.20円/kWhへ、中部電力ミライズ(HH・卸市場価格調整を含む単一単価)が4.49円/kWhから5.34円/kWhへと動いています。特高の前月差は、東京電力エナジーパートナー(検針日系列・ベーシックプラン)の▲0.18円/kWhを除く9社で上昇方向(北海道電力+0.12・東北電力+0.35・中部電力ミライズ+0.85・北陸電力+0.12・関西電力+0.17・中国電力+0.79・四国電力+0.09・九州電力+0.35・沖縄電力+0.27円/kWh。東北電力は算出)です。市場価格調整を別建てで公表する社では、11月分の特高の市場価格調整は東北電力0.53円/kWh、北陸電力±0円、九州電力2.18円/kWh、関西電力+0.89円/kWh(2025年4月1日実施の電気供給条件の系列)で、東京電力エナジーパートナー(ベーシック・始期1日ではない場合)は時間帯別に朝4.11・昼6.42・晩8.36・夜5.53円/kWhです。燃調・市場価格調整・離島(東北電力0.03円/kWh・九州電力0.10円/kWh)を合わせた値は、東北電力の特高の適用単価が2.76円/kWh、九州電力の特高の合計が2.43円/kWh(いずれも会社公表)です。関西電力の特高(2025年4月1日実施の条件)は、燃調と市場価格調整の和が+0.85円/kWh(算出:▲0.04+0.89。会社公表の合計は本記事では確認できていません)でした。
つまり特別高圧では、冬の支援の扱いを国の募集要領と自治体の公表で確かめたうえで、燃調・市場価格調整の動きと、市場連動型の契約であればJEPXの水準(2026年10月のシステムプライスは前年同月比+93.0%)を、契約条件・更改時期とあわせて確認しておきたい区分です。
特別高圧需要家にとっては 特別高圧の請求書ガイド、 データセンターの電気料金見直し、 JEPX価格変動の要因が実務的な参照先になります。
JEPXのシステムプライスは前年同月比+93.0%、東京エリアは27.02円/kWh、中部エリアは25.46円/kWhでした。支援の値引きの有無を分けたうえで、自社エリア・自社契約の影響額をシミュレーターで試算しておきましょう。
主要電力10社の2026年10月分・11月分の燃料費調整単価を、特別高圧・高圧について整理しました。数値はすべて税込で、10月分・11月分の特高・高圧の各欄は電気・ガス料金支援の値引き前です。前月比を会社間で比較するときは、この値引き前ベースで揃える必要があります。そのうえで、10月分の高圧については支援を反映した値を別欄に併記し、11月分の値引きについての各社の表記を写しました。「◯月分」は各社の料金月(請求月)のラベルで、使用月とは一致しない社があります。各社の公表状況は、特記のない限り2026年11月2日時点のものです(東京電力エナジーパートナーの2026年11月分の市場価格調整は2026年11月4日時点)。
| 電力会社 | 基準 | 10月分 特高 | 10月分 高圧 (値引き前) | 10月分 高圧 (支援反映後) | 11月分 特高 | 11月分 高圧 (値引き前) | 高圧 前月比 (値引き前どうし) | 11月分の値引きの記載 (各社の表記) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道電力 | 合算(燃調+市場価格調整+離島。市場は内数) | 0.62 | 0.63 | ▲1.17 | 0.74 | 0.75 | +0.12 | 単一値。値引きの注記は10月分のみ | 公表単位は「燃料費等調整単価」。11月分の内訳は特高=燃調0.59+市場0.12+離島0.03、高圧=燃調0.60+市場0.12+離島0.03(市場は内数)。高圧の前月比+0.12は会社公表の括弧書き(+0円12銭)と一致 |
| 東北電力 | 燃調本体(市場価格調整は別建て) | 1.85 | 1.92 | 0.12 | 2.20 | 2.29 | +0.37 | 10月分にある「平均燃料価格で算定した調整単価」と「適用調整単価」の2列が11月分にない | 11月分の市場価格調整は高圧分散検針0.47・高圧繰上検針0.56・特高0.53、離島0.03。適用単価は分散2.79・繰上2.88・特高2.76 |
| 東京電力エナジーパートナー | 燃調本体・検針日系列・ベーシックプラン(市場価格調整は別建て) | 1.65 | 1.68 | ▲0.12 | 1.47 | 1.50 | ▲0.18 | 支援反映前/後の列なし。値引きの注は10月分のみ | 10社で唯一、値引き前の燃調が10月分から低下。会社表の高圧の「前月分との差」1.62は10月分の支援反映後▲0.12との差。11月分は電気需給約款[特別高圧・高圧](2026年11月1日実施)、10月分は同(2026年4月1日実施)に基づく |
| 中部電力ミライズ | HH・卸市場価格調整を含む単一単価(内数) | 4.49 | 4.54 | 2.74 | 5.34 | 5.41 | +0.87 | 値引きの列なし。値引きの注は10月分のみ | HH(ヘンリーハブ)・卸市場価格調整を含む単一単価で、別建てではない。11月分の上げ幅は10社で最大。会社表の高圧「2円67銭」は10月分の値引き後2.74との差 |
| 北陸電力 | 燃調本体(市場価格調整は別建て) | ▲5.90 | ▲6.01 | ▲7.81 | ▲5.78 | ▲5.89 | +0.12 | 「11月分は適用なし」と明記 | 10月分の高圧の値引き前▲6.01は、会社公表の値引き後▲7.81と値引き1.80から算出。11月分の市場価格調整は±0円(高圧・特高とも)で、合計は高圧▲5.89・特高▲5.78 |
| 関西電力 | 燃調本体(市場価格調整は別建て) | ▲0.21 | ▲0.21 | ▲2.01 | ▲0.04 | ▲0.04 | +0.17 | 表の高圧は11月分が-0.04の単一値(10月分は-2.01 (-0.21) の表記) | 2024年・2025年実施の電気供給条件に共通の燃調。市場価格調整は別建てで、電気供給条件の系列ごとに値が異なる(本文「11月分(料金月)の比較に重なる要因」の関西電力の項)。会社表の差は特高+0.17・高圧+1.97(高圧は値引き後▲2.01との差) |
| 中国電力 | 合計値(燃調+離島+市場。市場は内数) | 0.60 | 0.61 | ▲1.19 | 1.39 | 1.41 | +0.80 | 特別措置値引き単価が「-」(10月分は▲1.80) | 11月分の高圧1.41は燃調0.30+離島0.03+市場1.08(特高1.39は燃調0.30+離島0.03+市場1.06)。10月分の高圧0.61は燃調0.14+離島0.04+市場0.43から算出 |
| 四国電力 | 燃調のみ(市場価格調整の制度なし) | ▲5.33 | ▲5.47 | ▲7.27 | ▲5.24 | ▲5.37 | +0.10 | 表は単一値。割引の注は10月分のみ | 会社表の差は特高+0.09・高圧+1.90(高圧は10月分の割引後▲7.27との差) |
| 九州電力 | 燃調本体(市場価格調整は別建て) | ▲0.20 | ▲0.21 | ▲2.01 | 0.15 | 500kW未満▲0.05/500kW以上0.16 | 500kW未満+0.16/500kW以上+0.37 | 割引の列なし。割引の注は前月分についてのみ | 500kW以上・特高は11月分から単月方式、500kW未満は3か月平均のまま。11月分の市場価格調整は高圧2.23・特高2.18、離島0.10。合計は500kW未満2.28・500kW以上2.49・特高2.43。前月比は会社公表の別紙の燃調の差と一致 |
| 沖縄電力 | 燃調+離島 | ▲8.88 | ▲9.11 | ▲10.91 | ▲8.61 | ▲8.83 | +0.28 | 値引きの欄・注記なし | 11月分の内訳は特高=燃調▲9.46+離島0.85、高圧=燃調▲9.68+離島0.85。会社表の差は特高+0.27・高圧+2.08(高圧は10月分の支援反映後▲10.91との差) |
※単位は円/kWh・税込。10月分・11月分の特高・高圧の各欄は電気・ガス料金支援の値引き前です。「高圧 前月比」は10月分と11月分の値引き前どうしの差です。各社の資料にある「前月分との差」は、11月分の高圧では10月分の値引き後の単価との差になっている場合があるため(例: 北海道電力+1.92・中部電力ミライズ+2.67・北陸電力+1.92・関西電力+1.97・中国電力+2.60・四国電力+1.90・沖縄電力+2.08)、前月比としては転記していません(北海道電力の括弧書きと九州電力の別紙の燃調の差は値引き前どうしの差で、本表の前月比と一致します)。「10月分 高圧(支援反映後)」は、主要10社の「10月分」(料金月)に適用される高圧の値引き1.80円/kWhを反映した値です。10月分の高圧の値引き前のうち、中部電力ミライズ4.54(2.74+1.80)・北陸電力▲6.01(▲7.81+1.80)・沖縄電力▲9.11(▲10.91+1.80)・中国電力0.61(燃調0.14+離島0.04+市場0.43)は算出した値です。「11月分の値引きの記載」は各社の表記を写したもので、国の公表ではありません。夏の電気・ガス料金支援(令和7年度の事業)は特別高圧が対象外のため、特高欄には値引きを反映していません。10月分の値は2026年9月号と同じで、本号の一次出典でも照合しました。実際の適用は契約先・検針期間により異なります。
値引き前ベースで10月分と11月分を比べると、11月分の燃料費調整は10社中9社で上昇方向(マイナス幅の縮小を含む)に動きました。高圧の前月比は北海道電力(市場価格調整などを内数として含む合算値)+0.12円/kWh、東北電力+0.37円/kWh、中部電力ミライズ(HH・卸市場価格調整を含む単一単価)+0.87円/kWh、北陸電力+0.12円/kWh、関西電力+0.17円/kWh、中国電力(燃調・離島・市場価格調整の合計値)+0.80円/kWh、四国電力+0.10円/kWh、九州電力は500kW未満+0.16円/kWh・500kW以上+0.37円/kWh、沖縄電力+0.28円/kWhで、上げ幅は中部電力ミライズ(4.54円/kWh→5.41円/kWh)が最大です。ただし本表の値は社ごとに定義(燃調本体のみ・燃調のみ・合算値)が異なるため、上げ幅の大小にも定義の差が含まれます。北陸電力・関西電力・四国電力・沖縄電力と、九州電力の高圧500kW未満(▲0.21円/kWh→▲0.05円/kWh)は、値引き前でもマイナスの単価ですが、マイナス幅は縮小しました。九州電力の高圧は11月分から算定方法の変更をまたぐため、1つの値では書けません(500kW未満▲0.05円/kWh、500kW以上0.16円/kWh)。
東京電力エナジーパートナー(検針日系列・ベーシックプラン)のみ1.68円/kWhから1.50円/kWhへ低下(▲0.18円/kWh)しています。この低下は燃調本体の差で、市場価格調整は別建てのうえ、11月分は電気需給約款[特別高圧・高圧](2026年11月1日実施)に基づく単価です。請求額の増減を、燃調の差だけで判断することはできません。
※基準の違いにご注意ください。本表の値には3種類の定義が混在しています。燃調本体のみ(市場価格調整は別建て)=東北電力・東京電力エナジーパートナー・北陸電力・関西電力・九州電力、燃調のみ(市場価格調整の制度なし)=四国電力、合算値=北海道電力(+市場+離島)・中国電力(+離島+市場)・沖縄電力(+離島)・中部電力ミライズ(HH・卸込)です。水準の差には定義の差が含まれるため、会社間の単純比較はできません。北海道電力・中国電力・中部電力ミライズは市場価格調整を掲載単価の内数として含むため、本表の値に市場価格調整を別に足すと二重計上になります。各社の「平均市場価格」も算定期間や基準が社ごとに異なるため、数字どうしを比べることはできません。詳細は各社公式および 燃料費調整額の過去推移、 約款での燃料費調整確認をご確認ください。
東京電力エナジーパートナーは、計量期間等の始期が毎月1日ではない場合(検針日系列)の2026年11月分の市場価格調整単価を、2026年11月2日に更新しています(2026年11月4日時点で確認)。11月分は10月分と比べて、高圧・特高とも朝時間が低く、昼・晩・夜時間が高い値です。ただし同社の表の注には「2026年10月分は電気需給約款[特別高圧・高圧](2026年4月1日実施)に基づき算定しています。」とあり、10月分と11月分では基になった約款が異なります。ベーシックプランの市場価格調整単価には支援の値引きは含まれず、値引きは燃調側に入ります。
| 区分・月分 | 朝時間 | 昼時間 | 晩時間 | 夜時間 |
|---|---|---|---|---|
| 高圧 10月分 | 5.30 | 6.20 | 6.23 | 3.98 |
| 高圧 11月分 | 4.21 | 6.59 | 8.57 | 5.67 |
| 特別高圧 10月分 | 5.16 | 6.04 | 6.08 | 3.88 |
| 特別高圧 11月分 | 4.11 | 6.42 | 8.36 | 5.53 |
※単位は円/kWh・税込。ベーシックプラン・計量期間等の始期が毎月1日ではない場合。11月分は同社のページの表画像から読んだ値です。会社表の前月分との差は、高圧が朝−1.09・昼0.39・晩2.34・夜1.69、特高が朝−1.05・昼0.38・晩2.28・夜1.65(表の表記どおり)で、検算(例: 高圧の朝 5.30−1.09=4.21、晩 6.23+2.34=8.57)では8値とも10月分と前月分との差から11月分と一致します。計量期間等の始期が毎月1日の場合の11月分の市場価格調整は、2026年11月4日時点で未掲載です(同社は2026年12月1日にお知らせ予定としています)。
東京電力エナジーパートナーは、計量期間の始期が毎月1日の系列と、それ以外(検針日)の系列を別々に公表しており、月ラベルが同じでも系列が違えば別の値になります。たとえば始期1日系列の10月分の燃調は特高1.47円/kWh・高圧1.50円/kWh(高圧の支援反映後▲0.30円/kWh)で、検針日系列の11月分と値引き前どうしで同じ単価です(ただし10月分は電気需給約款[特別高圧・高圧](2026年4月1日実施)、11月分は同(2026年11月1日実施)に基づき、約款は別です)。始期1日系列の10月分の市場価格調整(2026年11月2日更新・2026年11月4日に取得)も、検針日系列の11月分と同じ8値でした。始期1日系列の11月分の燃調は、2026年11月2日時点で未公表で、同社は2026年11月27日にお知らせ予定としていました。本号も2026年9月号と同じく検針日系列・ベーシックプランで統一しています。参考として、市場調整ゼロプランの11月分は特高2.66円/kWh・高圧2.74円/kWhです。系列やプランをまたいだ比較はできません。
11月分(料金月)の比較には、燃調の動きや値引きの有無のほかに、次の要因が重なります。11月分の請求の変化を支援の有無だけで説明することはできません。
2026年11月2日時点で、12月分の燃料費調整単価は、東京電力エナジーパートナーの特高・高圧を除く9社が公表済みです(8社は2026年10月29日公表。関西電力のページには公表日の記載がありません)。下表の前月差は、11月分は各社の表に値引きの別の値がなく、12月分は各社の資料に値引きの記載が見当たらないため、表の単一値どうしの差です。合算値・燃調本体・単一単価(内数)の定義の違いがあるため、北海道電力(合算値)の低下と、東北電力・北陸電力(燃調本体)や中部電力ミライズ(単一単価)の上昇を、同じ尺度で比べることはできません。
| 電力会社 | 12月分 特高 | 12月分 高圧 | 前月差 (表の単一値どうし) | 12月分の値引きの記載 (各社の12月分の資料の表記) | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道電力 | 0.66 | 0.68 | 特高▲0.08・高圧▲0.07(会社公表) | 値引きの列・注記なし | 確定(10月29日公表)。合算値で、内訳は特高=燃調0.51+市場0.12+離島0.03、高圧=燃調0.53+市場0.12+離島0.03(市場は内数) |
| 東北電力 | 2.62 | 2.73 | 特高+0.42・高圧+0.44(算出) | 列・注記なし | 燃調本体は確定(10月29日公表)。離島0.03。高圧分散検針の市場価格調整0.56・適用単価3.32。高圧繰上検針・特高の市場価格調整と適用単価は11月19日にお知らせ予定 |
| 東京電力エナジーパートナー | 公表待ち | 公表待ち | — | — | 特高・高圧の12月分は10月29日のプレスに単価なし。燃調は始期1日ではない場合が2026年11月27日、始期1日が2026年12月25日、市場価格調整は始期1日ではない場合が2026年12月1日、始期1日が2027年1月4日にお知らせ予定 |
| 中部電力ミライズ | 5.85 | 5.93 | 特高+0.51・高圧+0.52(会社公表) | 値引きの列・注記なし | 確定(10月29日公表)。HH・卸市場価格調整を含む単一単価 |
| 北陸電力 | ▲5.73 | ▲5.84 | 特高+0.05・高圧+0.05(会社公表) | 値引きの列・注記なし | 燃調本体は確定(10月29日公表)。12月分の市場価格調整は11月27日にお知らせ予定 |
| 関西電力 | 0.15 | 0.15 | 特高+0.19・高圧+0.19(会社公表) | 括弧書き・値引きの文なし | 燃調本体は確定。市場価格調整(2025年4月1日実施の条件)は500kW未満が12月分+0.90。500kW以上・特高の12月分は未公表(同社の市場価格調整のページに公表予定日の記載なし。2026年10月29日のプレスは本記事では確認できていない) |
| 中国電力 | 1.84 | 1.88 | 特高+0.45・高圧+0.47(会社公表) | 特別措置の行が表から消えた | 確定(10月29日公表)。合計値で、高圧は燃調0.39+離島0.03+市場1.46、特高は燃調0.38+離島0.03+市場1.43(市場は内数) |
| 四国電力 | ▲5.24 | ▲5.37 | 特高・高圧とも±0円00銭(会社公表) | 表は単一値。割引の注なし | 確定(10月29日公表)。燃調のみ |
| 九州電力 | 0.12 | 0.13 | 特高▲0.03・高圧▲0.03(会社公表。高圧は500kW以上との差)。高圧500kW未満との差は+0.18(算出。500kW未満は11月分が3か月平均、12月分が単月で、算定方法の切り替えをまたぐ) | 割引の列・注なし | 確定(10月29日公表)。燃調本体で、高圧は1つの値に戻る。市場価格調整は高圧0.99・特高0.97、離島0.08。合計は高圧1.20・特高1.17 |
| 沖縄電力 | ▲8.40 | ▲8.61 | 特高+0.21・高圧+0.22(会社公表) | 値引きの欄・注記なし | 確定(10月29日公表)。燃調+離島で、高圧は燃調▲9.31+離島0.70、特高は燃調▲9.10+離島0.70 |
※単位は円/kWh・税込。基準は10月分・11月分の表と同じです。12月分の値引きの記載は各社の表記を写したもので、国の公表ではありません。各社の12月分の資料に値引きの記載が見当たらないことについて、12月分に値引きが無いと書いた資料があるわけではありません(国の2026年12月使用分の値引きが料金月のどこに入るかは、2026年11月2日時点で各社の公表が確認できていません)。市場価格調整が未公表の会社は、請求ベースの合計まで確定しているわけではありません。
燃料費調整は、算定期間の燃料輸入価格を数か月遅れで単価に反映する仕組みです。したがって「公表された燃調単価」と「同じ月の燃料市況」は、指している期間が異なります。この時間差を意識せずに両者を並べると、実際の請求と食い違う理解になります。2026年10月29日までに公表された貿易統計の指標は次の通りです。
| 指標 | 2026年9月 (速報(確速)値) | 2026年8月 (確報値) | 前月比 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 原油 | 100.4 米ドル/バレル | 101.7 米ドル/バレル | ▲1.29(▲1.3%) | 派生値(円建て金額÷数量÷為替。1キロリットル=6.28981バレルで換算) |
| LNG | 784.9 米ドル/トン | 733.8 米ドル/トン | +51.17(+7.0%) | 派生値(円建て金額÷数量÷為替) |
| 一般炭 | 144.2 米ドル/トン | 148.5 米ドル/トン | ▲4.33(▲2.9%) | 派生値(石炭の内数の一般炭。円建て金額÷数量÷為替) |
| 為替 | 157.43 円/米ドル | 160.64 円/米ドル | ▲3.21(▲2.0%) | 財務省の公表値(速報の概要) |
※2026年9月分は2026年10月29日公表の速報(確速)値、8月分は同日公表の確報値です。財務省の公表ページは「「確速」とは、輸出確報及び輸入9桁速報ベースを指します。」と説明しています。2026年11月2日時点の財務省の公表予定では、9月分の輸入確報と10月分の確速は2026年11月27日、10月分の速報は2026年11月18日とされています(予定は変更される可能性があると注記されています)。為替は財務省の公表値(9月分157.43円/米ドルは2026年10月21日公表、8月分160.64円/米ドルは2026年9月16日公表)です。原油・LNG・一般炭の米ドル建て単価は財務省が公表しておらず、円建ての輸入金額(CIF)と数量を為替の公表値で割って算出した派生値です。前月比は端数処理前の値から算出しています。
4指標のうち、LNGは前月比+7.0%と上昇した一方、原油は▲1.3%、一般炭は▲2.9%と低下し、為替も157.43円/米ドルと前月比▲2.0%(円高方向)でした。為替の影響を外した円建て単価の前月比(算出)では、原油▲3.24%・LNG+4.84%・一般炭▲4.86%で、方向は米ドル建てと同じです。燃料の種類によって方向が分かれているため、「燃料市況が上がった/下がった」と一括りにせず、各社の電源構成と算定期間に照らして読む必要があります。
2026年8月分は、2026年10月29日の確報で円建ての輸入金額が改定されました(原油1,190,519百万円→1,191,431百万円、一般炭216,984百万円→216,952百万円。数量は不変で、LNGは金額・数量とも不変)。米ドル建て単価(派生値)は、2026年9月号で掲載した確速ベースの原油101.6米ドル/バレル・一般炭148.6米ドル/トンから、確報ベースでそれぞれ101.7米ドル/バレル・148.5米ドル/トンとなります(LNGは733.8米ドル/トンで不変)。確報の資料には為替の記載がないため、8月分の為替は速報の概要の公表値160.64円/米ドルを使っています。燃料費調整の仕組みそのものは 燃料費調整額の解説、算定期間と反映時期の関係は 燃料費調整額の過去推移、為替の影響は 為替と法人電気料金の関係で整理しています。
「冬の支援の値引きが請求書のどの月分に入るか分からない」「11月分の請求の変化に託送料金の見直しと燃調の動きが混ざっている」「特別高圧の拠点の支援の扱いを確かめたい」といった疑問は、契約区分と検針期間を確認すると整理しやすくなります。中立の立場でお手伝いします。
2026年10月の電気料金影響を業種別に整理しました。10月は、①JEPXの月間平均が前年同月を大きく上回り、東京・中部エリアの水準が高かった、②北海道エリアで105.00円/kWhのコマがあった一方で、システムプライスと全9エリアで0.01円/kWhのコマもあった、③国が2026年10月29日に2026年12月使用分〜2027年2月使用分の電気・ガス料金支援を公表し、2026年11月使用分は2026年11月2日時点で公表済みの範囲で国の値引き実施期間に入っていない、という3つが重なった月です。影響度は、市場連動比率・ベースロードの大きさ・負荷特性・支援の効きやすさを総合した目安です(実績単価ではなく定性的な整理です)。
| 業種 | 影響度 | 主な要因と10月の見直しポイント |
|---|---|---|
| 製造業(24時間操業) | 高 | ベースロードが大きく、市場連動型の契約ではJEPXの水準が使用量に応じて請求に反映される。高圧の拠点は冬の支援の区分(原則/2027年1月使用分から開始)で値引きの始まる使用月が異なり、特別高圧受電の拠点は令和8年度の単価表に列がないため自治体の公表もあわせて確認したい |
| 商業施設・スーパー | 高 | 冷蔵・冷凍の常時負荷が大きい。低圧店舗と高圧施設で冬の支援の単価が異なる(原則の区分の12月使用分は低圧▲1.0円・高圧▲0.5円/kWh)ため、店舗の契約区分ごとに整理しておきたい |
| 病院・介護施設 | 高 | 24時間の負荷が続く。2026年11月使用分は2026年11月2日時点で公表済みの範囲で国の値引き実施期間に入っていないため、検針の方式や契約区分を契約先に確認し、値引きがない場合の請求額も試算しておきたい |
| データセンター | 高 | 負荷率が高い。特別高圧受電の施設は令和8年度の単価表(低圧・高圧)に列がなく、市場価格調整を別建てで公表する社では燃調とは別に市場価格調整の単価も確認が要る。立地エリアによってJEPXの水準差が大きく出た月 |
| オフィスビル | 中 | 日中の負荷が大きい建物では、夕方のコマに高値が出た日があった点も踏まえ、市場連動型の契約ではテナント課金の設計と実費の乖離も確認どころ |
| ホテル・宿泊 | 中 | 客室と共用部の負荷が24時間続く。エリア別のJEPX平均に開き(東京27.02円/kWh・四国11.44円/kWh)があり、立地エリアによって市場連動型の影響に差が出た月 |
| 物流・冷蔵倉庫 | 高 | 冷凍機の常時負荷が大きい。低圧・高圧・特別高圧のどれで受電しているかで、冬の支援の単価と確認先(国の単価表か自治体の公表か)が変わるため、拠点別に確認したい |
| 飲食チェーン | 中 | 低圧で受電する店舗では、冬の支援の単価が12月使用分▲1.0円/kWh、2027年1月使用分・2月使用分▲4.5円/kWh(原則の区分)と月で異なるため、拠点ごとの値引き額と使用量の変化を合算して把握しておきたい |
業種別の詳しい見直しポイントは 病院/ 冷蔵倉庫/ データセンター/ ホテル/ 飲食チェーン/ オフィスビル/ スーパー/ 食品工場などの個別記事を参照してください。
2026年10月の法人電気料金は、(1) JEPXシステムプライスの月間平均が22.51円/kWh・前年同月比+93.0%で、東京27.02円/kWh・中部25.46円/kWh、前月から上昇したのは四国を除く8エリア、(2) 国が2026年10月29日に2026年12月使用分〜2027年2月使用分の電気・ガス料金支援を公表し、2026年11月使用分は2026年11月2日時点で公表済みの範囲で国の値引き実施期間に入っていない、(3) 気象庁の月報が「気温は、全国的にかなり高かった」と記し(旬別では下旬の北日本が「平年並」)、日本の月平均気温は1898年以降の10月として2位の高温、燃料費調整は11月分(値引き前)で10社中9社が上昇方向、という3点が重なる月でした。再エネ賦課金は4.18円/kWh(2026年度)です。4区分の10月実績単価は電力取引報の公表待ち(2026年11月4日時点で未公表・公表予定日の記載なし)のため、本記事では確定値と定性整理を分けて解説しました。
国は2026年10月29日に、2026年12月使用分〜2027年2月使用分の電気・ガス料金支援を公表しました。原則の区分の単価は、低圧が▲1.0円・▲4.5円・▲4.5円/kWh、高圧が▲0.5円・▲2.3円・▲2.3円/kWhです(高圧の単価は2026年10月30日の資料で確認)。2027年1月使用分から値引きを開始する区分では期間が1か月ずれ、公募の募集要領は予算措置の決定を前提としています。2026年11月使用分は2026年11月2日時点で公表済みの範囲では国の値引き実施期間に入っておらず、2027年3月使用分は2026年11月4日時点で国が「対応を検討」としています。契約区分別の拠点一覧に、使用月ごとの単価と、値引きがない場合の試算を並べておくと、予算の振れ幅を把握しやすくなります。
11月分の燃料費調整(値引き前)は10社中9社で上昇方向に動き、上げ幅は中部電力ミライズ(HH・卸市場価格調整を含む単一単価。高圧4.54円/kWh→5.41円/kWh・+0.87円/kWh)が最大でした。東京電力エナジーパートナー(検針日系列・ベーシックプラン)のみ低下していますが、燃調本体だけの差で、市場価格調整は別建てです。各社の表にある「前月分との差」は、高圧では10月分の値引き後の単価との差になっている場合があるため、自社の契約先について値引き前どうしで比べてください。11月分の燃調の比較には九州電力の算定方法の変更と関西電力の2026年11月1日実施の新しい電気供給条件の系列が、請求額の比較には2026年11月1日からの託送料金見直しなどを反映した基本料金・電力量料金の見直し(燃調単価ではありません)が重なるため、支援の有無だけで説明しないことが大切です。
2026年10月のJEPXは、システムプライスの月間平均22.51円/kWhに対し、東京27.02円/kWh・中部25.46円/kWh、四国11.44円/kWhと、エリアによる差が大きい月でした。10月20日5時30分〜6時00分には北海道エリアで105.00円/kWhのコマがあった一方、システムプライスと全9エリアで0.01円/kWhのコマもありました。コマ単位の単価で精算する市場連動型プランでは、月間平均ではなくコマごとの単価が請求に反映されるため、時間帯別の使用実績とあわせて確認してください。なお本記事は価格水準の予測を示すものではありません。
シナリオ試算は シミュレーター、設備対策の全体像は 電力コスト削減アクションマップ、経営層向けの説明は CFOのための電力市場基礎が参考になります。
2026年10月分の確認チェックリストは次の通りです。
※本記事の数値は、電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」(4区分の確定値、2026年11月4日時点で2026年7月分まで公表済み)、JEPX(スポット取引結果CSVの全1,488コマ単純平均)、主要電力10社の2026年9月28日・29日・10月29日のプレスほか(10月分・11月分・12月分の燃料費調整と市場価格調整)、東京電力エナジーパートナーの燃料費調整・市場価格調整のページ(2026年11月分の市場価格調整は2026年11月2日更新・2026年11月4日に取得)、首相官邸・経済産業省・資源エネルギー庁・電気・ガス料金支援の特設サイト(電気・ガス料金支援)、気象庁(2026年10月の天候・全国気候表・過去の気象データ検索・台風の統計)、電力広域的運営推進機関(OCCTO)、財務省貿易統計(2026年9月分・速報(確速)値、8月分・確報値)に基づきます。数値は特記のない限り2026年11月2日に各一次出典から取得しました(燃料費調整の10月分は2026年9月号の値で本号の一次出典でも照合、4区分の2026年2〜6月分は2026年9月号の値の転記、4区分の2026年7月分は電力取引報の2026年10月15日公表分、10月の年別比較(2023〜2025年)は当サイトで電力取引報から算出した値)。電気・ガス料金支援の2027年3月使用分以降の扱い、電力取引報の公表状況、東京電力エナジーパートナーの2026年11月分の市場価格調整は、2026年11月4日に一次出典で取得・再確認しました。2026年8月分以降の4区分実績単価は公表待ち(2026年11月4日時点で未公表・公表予定日の記載なし)で、公表され次第、順次更新します。本記事は中立的な情報整理を目的としており、特定の電力会社・契約形態を推奨するものではありません。また、価格水準の予測を示すものでもありません。
2026年10月のJEPXシステムプライス月間平均は22.51円/kWhで、前年同月(11.67円/kWh)比+10.84円、+93.0%の上昇でした。前月(19.12円/kWh)比では+3.39円です。月間最高はシステムプライスで47.88円/kWh(10月20日16時30分〜17時00分)、エリア別では北海道の105.00円/kWh(10月20日5時30分〜6時00分)でした。月間最低はシステムプライスと全9エリアで0.01円/kWhで、システムプライスが0.01円/kWhとなったコマは39でした。約定総量は303.19億kWh(前年同月222.79億kWh・+36.1%)です。数値はJEPX公表のスポット取引結果CSVから全1,488コマの単純平均等で算出しています。
前月から上昇したのは四国を除く8エリアです。上げ幅は東北(17.35円/kWh→23.99円/kWh・+6.64円/kWh)と北海道(14.01円/kWh→20.49円/kWh・+6.49円/kWh)が大きく、東京は23.78円/kWhから27.02円/kWh(+3.24円/kWh)、中部は23.77円/kWhから25.46円/kWh(+1.69円/kWh)でした。四国は12.92円/kWhから11.44円/kWh(▲1.47円/kWh)へ低下しています(前月差は端数処理前の値から算出)。前年同月比ではシステムプライスと9エリアのすべてが上昇し、東京は+106.9%、中部は+117.9%でした。卸価格は需要・燃料価格・電源の稼働計画・連系線の混雑など複数の要因で決まるため、単一の要因で説明できるものではなく、本記事では気温・天候や需給との因果関係を断定していません。
国は2026年10月29日に、2026年12月使用分〜2027年2月使用分の支援を公表しました。使用月ベース・原則の区分の単価は、低圧が12月使用分▲1.0円/kWh・2027年1月使用分と2月使用分▲4.5円/kWh、高圧が▲0.5円/kWh・▲2.3円/kWh・▲2.3円/kWh、都市ガスが▲4.0円/㎥・▲18.0円/㎥・▲18.0円/㎥です。会見の「12月は1円」は低圧の値で、高圧の単価は2026年10月30日の資源エネルギー庁の公募の資料で確認できます。2027年1月使用分から値引きを開始する区分では期間が1か月ずれ、2月使用分・3月使用分に高圧▲2.3円/kWh(低圧▲4.5円/kWh)が当たります(その区分の1月使用分の単価は本記事では断定しません)。公募の募集要領は予算措置の決定を前提としています。特別高圧は、令和8年度の募集要領の単価表が低圧・高圧の列のみで、特設サイトのFAQ(2026年11月2日時点で見出しは令和7年度の事業)には「本事業では、特別高圧の電気は対象外です。」とあります。国は別に、重点支援地方交付金による自治体の「特別高圧で受電する中小企業等」への支援を案内しているため、所在自治体の公表もあわせてご確認ください。適用条件や請求書上の表記は各社で異なるため、契約先の公式情報でご確認ください。
2026年11月使用分は、2026年11月2日時点で公表済みの範囲では国の値引き実施期間(2026年12月使用分〜2027年2月使用分)に入っておらず、夏の値引き実施期間(原則2026年7月使用分〜9月使用分。後ろ倒しの区分は8月使用分〜10月使用分)にも入っていません。原則の区分では10月使用分も夏の期間の外で、10月使用分と11月使用分は、2026年11月2日時点で公表済みの範囲では国の値引き実施期間に入っていません(後ろ倒しの区分の10月使用分は夏の期間の内で、高圧▲1.8円/kWh)。2027年3月使用分は、2026年11月4日時点で国の記載が「対応を検討」で、公表予定日の記載はありません。2027年4月使用分以降は、2026年11月4日時点で国の記載がありません。なお、募集要領に出る「令和9年3月使用」は、2027年1月使用分から値引きを開始した区分の期間のずれで、国が3月使用分の支援を決めたものではありません。
主要10社が公表する「2026年11月分」(料金月)の燃料費調整の表には、10社とも高圧の支援込みの別の値がありません。各社の表記は、北陸電力の「11月分は適用なし」、東北電力の「国の電気・ガス料金支援の適用は2026年10月分までとなります」、沖縄電力の「2026 年 10 月分で終了」などで、これらは各社の表記であり国の公表ではありません。「10月分」(料金月)の高圧の値引きは1.80円/kWhです。料金月と使用月の対応は社や契約で異なるため、自社の請求書の使用期間とあわせてご確認ください。冬の支援(2026年12月使用分〜)の値引きが料金月のどの月分に入るかは、2026年11月2日時点で各社の公表が確認できておらず、本記事では断定していません。
支援の値引き前で比べると、11月分の燃料費調整は10社中9社で10月分から上昇方向(マイナス幅の縮小を含む)に動きました。上げ幅は中部電力ミライズ(HH・卸市場価格調整を含む単一単価)が最大で、高圧は4.54円/kWhから5.41円/kWh(+0.87円/kWh)です。中国電力(燃調・離島・市場価格調整の合計値)は0.61円/kWhから1.41円/kWh、東北電力は1.92円/kWhから2.29円/kWhへ動いています。東京電力エナジーパートナー(検針日系列・ベーシックプラン)のみ1.68円/kWhから1.50円/kWhへ低下しましたが、燃調本体だけの差で、市場価格調整は別建てです。高圧は「10月分」に値引き1.80円/kWhが入り、「11月分」の表には支援込みの別の値がないため、各社の表の「前月分との差」は値引き前どうしの差とは異なる場合があります。11月分の燃調の比較には、九州電力の算定方法の変更と、関西電力の2026年11月1日実施の新しい電気供給条件の系列が重なります。請求額の比較には、2026年11月1日からの託送料金見直しなどを反映した基本料金・電力量料金の見直しも重なります(燃料費調整単価そのものの変化ではありません)。
2026年10月分の4区分実績単価は、2026年11月4日時点で未公表です(公表予定日の記載なし)。出典としている電力・ガス取引監視等委員会「電力取引報」は、2026年7月分(2026年10月15日公表)までが公表済みで、8月分以降は2026年11月4日時点で未公表です(公表予定日の記載なし)。過去の公表日は2026年4月分が7月17日、5月分が8月17日、6月分が9月15日、7月分が10月15日ですが、これは8月分以降の公表日を示すものではありません。このため本ページのカードは2026年7月分(確定・2026年11月4日時点の最新公表)を表示し、10月の動向は燃料費調整・JEPX・気象・支援策から定性的に整理しています。参考として、過去の10月分は2023年10月が特別高圧18.23円/kWh・高圧21.47円/kWh・低圧電灯26.20円/kWh・低圧電力30.14円/kWh、2025年10月が同16.57・20.11・26.16・29.29円/kWhでした。確定値が公表され次第、順次更新します。
気象庁「2026年10月の天候」は「気温は、全国的にかなり高かった」と記しており、階級でも平均気温は北日本・東日本・西日本・沖縄・奄美で「かなり高い」でした。日本の月平均気温(15地点の観測値)の基準値からの偏差は+1.51℃で、2024年の+2.21℃に次いで、1898年の統計開始以降の10月として2位の高温です。8地点の月平均気温の平年差も、札幌+1.2℃・仙台+1.1℃・東京+1.9℃・名古屋+2.3℃・大阪+1.7℃・広島+1.6℃・福岡+2.1℃・那覇+1.2℃と、すべて「かなり高い」の階級でした。ただし旬別では下旬の北日本が「平年並」で、降水量と日照時間は地域によって分かれています(東京は月降水量44.5mm・平年比19%、日照時間163.0時間・平年比126%)。なお卸価格と気温・天候の関係は地域や時間帯によって異なり、本記事では因果関係を断定していません。
著者: 江田健二(一般社団法人エネルギー情報センター 代表理事)
公開日: 2026-11-04
【2026年9月】法人の電気料金はどう動いた?
2026年9月号(東京と中部は23円台・支援は原則の区分で9月使用分が夏の値引き実施期間の最終月・東日本太平洋側は9月1位の多雨)
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10月21日に関西電力送配電向けの融通の指示3回がOCCTOの公開一覧に掲載
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法人の電気料金推移(10年)
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4.18円/kWh(2026年度)の仕組み
市場価格調整額とは
燃調本体とは別の市場連動分の見方
託送料金(送配電使用料)とは
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2026〜2028年 法人電気料金 制度改定カレンダー
託送料金・賦課金などの制度改定を時系列で確認
厳冬で電気料金・電気代はどう上がるか
冬季需要が増える時期の料金の見方
JEPXスポット価格の全体像
エリア別の単価と高値のコマの確認
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法人の電力契約見直しチェックリスト
見直し準備で確認すべき項目
業種別の見直しポイント集
業種別の負荷特性と契約最適化
CFOのための電力市場基礎
経営層向け説明資料
お問い合わせ・相談
契約・請求の疑問を中立の立場で整理
2026年10月の動向を踏まえ、自社の契約条件をシミュレーターで診断してください。2026年11月使用分が2026年11月2日時点で公表済みの範囲で国の値引き実施期間に入っていないことや、2027年3月使用分は2026年11月4日時点で国が「対応を検討」としていること(4月使用分以降は国の記載なし)を踏まえ、値引きがない場合の姿を試算しておくのにも活用できます。
当法人は法人向け電気料金の高騰リスク分析・脱炭素対応支援を行う非営利法人です。本記事は公的データ(経済産業省・OCCTO・JEPX・環境省等)と実務知見を基に編集しています。
この記事の著者: 江田 健二(一般社団法人エネルギー情報センター 理事 / RAUL株式会社 代表取締役)— 電力・エネルギー業界20年以上、書籍20冊以上執筆、内閣府・中小企業庁・商工会議所登壇多数プロフィール →